窪塚洋介

あらゆる単語が前後の文脈によって縛られるように、人もそしてその人が起こす言動も彼の前後の背景によって意味付けされるものである。
といきなり難しい言い回しでこんばんわ。まこりんです。
何がいいたいかというと、そう窪塚洋介の自殺未遂、である(――――これを事故と事務所は発表しているが、そんなものを信じるひとは熱狂的なファン以外いないだろう)。
つまり同じ自殺という行為でも、それ以前にその人が何をやっていたか、何を言っていたかで、ずいぶん違うなぁ、ということをふと思ったわけである。
例えば岡田有希子、例えば舟木一夫、例えば篠ひろ子、例えば戸川京子、例えば中森明菜、例えば……。
完遂未遂含めて、自殺という行為をしてしまった人は芸能人だけ拾ってもずいぶんな数いるが、それに比べて窪塚洋介……。
この人の今まで繰り広げてきた珍プレー、珍発言っぷりが頭をかすめてどうにもシリアスに受け止めきれないのだ。
ガンジャでも決めてラリってただけなんじゃないかぁ」程度の感想しか出てこないのだ。
自殺という自己を賭けた最大の意志表明にもかかわらず……。
なんとか一命を取りとめたのだからこれを契機にもっといい俳優になってくださいよ、としかいいようがない。