祝・6周年
今日はサイトの誕生日。6周年、おめでとう自分。ありがとう自分。
6年目は、前半は明らかにやる気を失っていたけれども、10月頭にインデックスのデザインを変更してから結構いろいろと書けるようになったのでよかったかな。
全作レビューもWinkとか八神純子とか本田美奈子とか加藤和彦などなど、一年以上前にはやろうと思っていたけれども、なかなか手をつけられなかったものを思い残しなく書けたし。
あと、ジャケット画像や細かいデータや曲目をプラスしたり、ある程度デザインを整えたり、日記に書き散らしたレビューをまとめたのも、ここ半年の作業。これも手間だったけれども、多少はアーカイブとしても扱えるようになったかな。
これくらいまで完成度を上げれば、例えぴたりと更新が止まったとしても、その後もある程度データとして使ってもらえるんじゃないでしょうか。
わたしのサイトは、後からやってくる人への道標のひとつにつかってもらいたい、というのがとても大きいので、それに少しは近づけたかな、と。
中森明菜、斉藤由貴、薬師丸ひろ子、中島みゆき、沢田研二、郷ひろみ、吉川晃司、谷山浩子、加藤登紀子、浅川マキ、などなどなどなど。好きになったアーティストのそのすべて、わたしは後追いで入ったので、既にリリースされている膨大な作品群と、当時の、インターネットの影すらない乏しい情報量に、一体どれから聞けばいいのかと、昔の私はファンになるたびにいつも途方にくれていた。
曲目から、ジャケットのアートワークから、あるいは作家、あるいは売上データ、あるいは収録シングル、あるいは前後作の出来など、様様な、しかしその時々によって偏りのある情報を片手に、少ない軍資金から馬券や宝くじを買うようにCDを買い、あたりだはずれだと一喜一憂する。それが10代の私だった。
ま、それはそれで楽しかったけれども、かつての自分がこんな雑誌や本(――当時はネットなんてなかったからね)あったら便利に感じただろうなあ、という、そういうのをわたしはサイトでやりたいと思い、続けている。もちろん開設当初からといったら嘘だけれども、サイトが多くの人に見られるようになったここ数年は、そういう心つもりなのだ。
だから、このサイトを読んで、買って、聞いてくれるのが、わたしは一番嬉しい。
そしてそれを積み重ねた結果に自分なりの見識というのが出来たなら、いつでもわたしのサイトなんて忘れてくれていいんだよ、とも思っている。
私の解釈やらなんやらが唯一絶対だなんて思わないもの。合わないな、ずれがでてきたなと思うほど自分の見識が確かで豊かになったなら、今度は自らサイトを立ち上げて、多くの人に紹介して欲しい。もしかしたら今度は私がそのサイトを訪問するかもしれないし。
インターネットの情報発信の自由さは、そういう風に広がってくれたら、いいと思いませんか?