石井恒の明菜評

内外タイムスを見る。明菜の「初めて出逢った日のように」批評。
ライターは石井恒さん。このひとの音楽批評結構好きなんだよなぁ。ファンといってもいいかもしれない。ミュージックマガジンの「これがヒットよ」コーナーは毎月拝読させていただいているし、音楽批評に関しては平岡正明さん、近田春夫さん、宝泉薫さんの次くらいには信頼している。
オカマ口調も芸達者な感じで、実際そういう人なのか知らないけれど、音楽批評のおすピー目指してくださいって感じの、これからもできうるかぎりお話を拝聴したい人の一人。
で、内容。
この人もたいがい明菜党なのだけれど、夕刊紙ということでいつもよりも更にまして露悪的な語り調で、「赤い花」/「初めて出逢った日のように」を優しい怨霊/恐ろしい怨霊というのも、まぁ、そういってしまえば身も蓋もありませんが、確かにという。
「喉かが渇いたなら己の血で潤せ」といわんばかりの苛烈な姿勢は、確かに今の明菜の一面ではあるかも。