数個のタグの知識だけではじめたこのサイトも立ち上げてもうすぐ二年になるけれども、サイト作りってのはつくづく自分が試されるよなあ、と感じる。勉強させられるというか、自分の器を見つめさせられるというか。
もちろん、その勉強ってのはウェブに対する知識というのもあるけれど、もっと広範なところでもあったりする。処世というか、心構えというか、自分を引きうける覚悟というか。
書いているとホント、自分の知識や見識の浅さ低さを痛感するし、自分がどういう人となりなのか、というのがよくわかる。独り善がりだったり、ドリーミーだったり、うかれ屋だったり、説教くさかったり。そういった自分のマイナス部分をふくめて自分なんだなあ、ということを感慨をもって見なおしたりするわけですよ。ふと我に返ったりしてね。
また、サイト運営上の色々なハプニングに一つ一つ失敗していやな気分を味わったり、またはうまく切りぬけたり、逆に褒められたりして調子に乗ったり。なんて経験がそれなりに蓄えられてテキストやこまごまとした運営に反映しているなぁ、という実感もあるわけで。

にちゃんねるなどの匿名掲示板に時折みかける相手をおもちゃにして楽しんでいるような人はホント、一度は自分のサイトを作ってみたほうがいいとおもうよ。
無料のブログでもなんでもいいからさ。自分の言葉と表明して自分が主催となって語ることがどれほど大変なことかということがわかるし、自分の見識の底の浅さと自分の高慢さがよくわかるから。
それに管理人としての視線を得ると、他のサイトを見る時に今までただ漫然と見て面白がったり感心したり憤慨したり小馬鹿にしたりするのと違う、一歩踏みこんだところで味わえると思う。
甘やかされた子供のように何か楽しいネタがくるのを待っているだけよりも、未熟ながらも自分でネタ作りしたほうが絶対楽しいし、健全だと思うけれどなぁ。
ってことをグネグネ考えたりする私なのであった。

とにかく、そこのあなたもサイトを作ってくださいな。作るか作らないでいったら、作ったほうが絶対、今後のためになると思うから。ネットにこれからも触れていくつもりならば一度は体験したほうがいいことだとわたしは思う。