藤井隆が結婚したら、レイザーラモン住谷が出てくる。いやぁ、世の中ってのは、上手くできてますね、って、今日も皮肉、フゥーーーーッ。

今の吉本はホモキャラを随時補充していく方向なのかいな?
ともあれ、この2人が楽屋で相談していたら、面白いだろうなぁ、なんて想像したり。

自分の芸風に疑問を抱いたハードゲイが、藤井の楽屋を訪ねるわけですよ。
「僕の芸風って、正味な話、どうですか」と素の顔でレイザーラモンが訊くわけよ。
「えっ……(と一瞬言葉につまって)。でも、いいと思うよ。やっぱりインパクトあるし……。」なんてそれを藤井隆が対処に困る感じで返すわけですよ。

「やあ、でもインパクトいうても、僕っていわゆる出落ちじゃないですか。いつも腰振って"フゥーー"いうたらそれで終わり、みたいな」
「そんなことないよ」
「そうっすか」
「(言葉を確かめるように)例えいつも同じでも、続けていくということに、価値があると、僕は思うけれどもなぁ」
「藤井先輩も、こういうこと言っては失礼っすけれども、昔、俺いつも"ホットホットダンス"やってばかりやん、みたいな、そういうのっておもったりとかなかったんですか?」
「やぁ……。まったく思わなかったってのは、嘘だけれども。それを云っちゃおしまいかな、なんて、ちょっときついい方だけれども」
「(うつむいて)僕、芸人向いてないんすかね」
「そんなこと、考えちゃダメだよ。考えたら負けだよ」
「でも、なんか近頃よく思うんですよ。「俺って、そもそも面白いか。腰振るって、そんな面白いことなのか。ハードゲイって、そんなに面白いものなのか」って」
「……」
(気まずい沈黙)
「藤井先輩は、どうやっていわゆるオカマキャラ、っていうか"ホットホットダンス"の時代から脱却したんですか?」
「うーーん。特にこれ、っていうのは、ないんだけれども、気が付いたらというか。一生懸命仕事させていただいたらというか……。まぁ、でも、そういうことって今の住谷くんは考えない方がいいと僕はおもうなぁ。本当に来る仕事来る仕事をこつこつ重ねて、っていうのが今は一番大事なんじゃないかなぁ。」
「そうっすか」
「うーん……。こんなこというのは、僭越だけれども、器を決めるのは自分じゃないわけだし。」

――なあんて真面目に相談しあっているところを想像すると笑えません?