満4周年
出先で自転車がパンクした。
近くに自転車店はないかと、帰り道をとろとろと自転車を転がしながら探すが、見つかない。
30分歩いて、結局自宅近所の自転車店に行く。店はシャッター降りていて――「店主入院中につき、しばらく休業します」の張り紙。しかたない。もう少し先の自転車屋に――。はたしてそちらは定休日。
特に誰が悪いということはないのだが、いらいらし始める自分。器が小さいのだなぁ。
◆
めでたくこのサイトも今日をもって満四歳を迎える。
記念日にこうしようとああしようと思っても、どうせ守れずはずもないので、心になにか期するとかそういうのはないが、ちょっとばかりこのサイトを振り返って考えてみる。
一年目は、なにも考えずに無意識でいた。
二年目は、コンテンツの少なさをなんとかしたいなと、とにかくテキストをあげることに腐心した。
三年目は、今までのテキストを読み返し、量は補えたけれども、質がこれじゃな、と、反省。再読に耐えうる質のいいテキストを心がけて書くようになった。
で、四年目はどうだったか。読み返して「好き」でいられる文章をのこせたらな、と、そう思うようになっていた。
わたしは「大好き」と言っている自分が好きだ。それが自分らしい、と思う。いつも上機嫌で、にこにこしていて、好意が全身から溢れてるような、そういうお気楽な人間でわたしはありたい。文章も、そうならば、もっといい。
もちろん「好き好き愛している」の連呼ではテキストにならないので、ぐだぐだねちねちと語るけれども、その小理屈の向こうに、好意が滲み出る、そういうテキストを書こう。読み返して「自分、可愛くないなぁ」と思うような文章は、なるべく書かないようにしよう。と。そう思うようになっていた。
そんな四年目。テキストのアップ頻度が下がってしまったところに、自分の人間のできてなさが如実にあらわれているわけで、なんとも切ない。つまらぬ雑事に色々とらわれてしまって、というのもあるけれども、まぁ言い訳だわな。
小さな波風でぐらぐら揺れない、大きくって温かい人になりたいなぁ。しっかし、なれないなぁ。なんで些細なひと言で落ちこんだり、ちょっとうまくいかないだけでむかっ腹立てたりするんだろう。
というわけで、そんな自分の器を見知った五年目はどうなることやら。
いろんなwebサイトが出来ては消えてゆくこの世界。ひとまずわたしはまだここにいます。
今までメールをくれた方、くだらないお話につきあってくれた方、今は連絡のない方も結構いるけれども、ひとまず、ありがとう。
結構、あなたたちのこと、忘れてませんよ ?
◆
ちなみに――。
Google等の検索サイトで順調に上位表示されていった結果、一見さんのサイト訪問は爆発的に増加したものの(――全ページのユニーク数が一日で2000越えたりする日も多い)、いわゆる常連客は、ここ一、二年、さほど増えてはいない。二回以上の訪問者の数は一日でだいたい400〜500くらい。
自分のキャラやサイトの特性を考えるに、このあたりが上限なのかなぁ。
あ、そうそう。明菜様のライブDVD。いつものように流しながらでレビュー書こうかなあ、と、DVDを流すのですがっ、そうするとっ、明菜様に魅入ってしまってまったく手がすすまないっ。
これって恋 !?
ってわけで、テキストはもちっと後になりそう。ま、それくらいいいライブDVDです、これ。