春なんです。
 ぞくぞくといろんなアルバムがリリースされて、嬉しい悲鳴。ひとまず、八神純子のコッキーポップのDVDと、加藤登紀子の新アルバムは予約したぞ。そうだそうだ、久保田早紀の旧譜も全作が紙ジャケットで再発売なんだよな。というところに、ついに来たっっ。美奈子が来たっっ。

http://www.toshiba-emi.co.jp/domestic/release/200704/toct26255-56.htm

 コロンビア時代の「心を込めて」、マーベラス時代の「I love you」、バンダイ時代の「優しい世界」と、まぁ、よくぞここまで眠っていたかと、アルバム未収録・未発表音源アルバムが連続リリースされている故・本田美奈子東芝EMI時代の未発表音源を収録した3枚組アルバム 『Angel Voice』がついにリリースされる。

 おそらくDISC.2は、90年にリリース予定だったオリジナルアルバム、そのまんまなんじゃないかな。先行シングル「SHANGRI−LA」の惨敗を受けて、オリジナルアルバムからベストアルバムへと変更、お蔵入りになった不運な楽曲たちがようやく陽の目を浴びるようです。
 やったね。――と、言いたいけれども、ベストコレクションなDISC.1が、い、いらないかも。
 ってか、東芝時代の美奈子のベストは、05年発売の「CD&DVD THE BEST」とか、03年の「ゴールデンベスト」とか、結構今でもカタログ豊富なんだからぁ、ねぇ、あえてここに入れる意味があるのか、と。 17年も前の未発表音源メインのアルバムで価格が5000円――。こういうパッケージは、どうやろうともコアなファンしか買わないんだから、いっそDISC.1は、「暗闇に緋いドレス」とか「If……」とか「Tokyo Girl」とか「HEARTBEAT AWAY」とかアルバム未収録のシングルB面曲をメインにしたレアトラック集にしてくれればよかったのにぃ。 DVDも、「DISPA」とか「Dramatic Flush」とか「ヴァージンライブ in 武道館」とか既発売DVDの編集っぽくって――。
 まぁ、買いますけども、一番よかったのが、DISC.2のみのパッケージのような。