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公言しちゃう。
わたし「バカップル萌え」なんです。
ちょ、おま、そういうのはベッドルームでしろよな、みたいなのを公然としてしまう。堂々と人前でちゅっちゅっいちゃくらしてしまう。
「♪ 世界はふたりのためにーあるのぉーーっ」ってのね。
もう、お互い以外なにも見えてません、っていう。
多くの人は眉を顰めるそんなバカップルに、わたしはどうしようもなく萌えてまうんです。
能天気に幸せで、いいじゃん。
顔面崩壊して、だらしがないふたり、いいじゃん。
お互い変な脳汁でまくっている感じ、いいじゃん。と。
しかし、ブラウン管に登場するバカップルは何故かどうしてかあっけなく破局するんですよね。どういうことなんだろ。
ルミ子・賢也、アンナ・羽賀、IZAM・ひなの、TK・朋ちゃん、三原順子・コアラ、……。
らぶらぶ時代から「絶対こんなの、長くもたねぇよ」といわれ、そしてやっぱりことごとく玉砕していく芸能界のバカップルたち。明菜とマッチもさぁ、最初は「ザ・ベストテン」でマッチが明菜に面と向かって「好きなタイプ教えてください 」とかいっちゃうくらいバカップルだったけれども、やっぱりダメだったものなぁ。
や、わたしは、新たなバカップルが登場するたび、ひっそり応援するんですよ。
「お前らは、10年経っても、20年経っても、その桃色空気、保っていてくれるよな」と。
けっこう、現実だと、バカップルのまま最後まで添い遂げる夫婦なんてのも多いですが( ――てか、うちのパパとママがそうだYO )、バカップルぶりが商品として流通しちゃうとどうもダメのようです。
芸能界でも、宇崎・阿木夫妻や斉藤由貴の夫妻のところのように、マスコミにあまり取り上げられずにひっそりとバカップルしているほうが長持ちする感じ。