中村克「最後のパレード」の盗作の件
- 作者: 中村克
- 出版社/メーカー: サンクチュアリパプリッシング
- 発売日: 2009/02/26
- メディア: 単行本
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んでもって、当の作者は第一報を報せた読売新聞を名指しで罵倒しまくったエントリを書いたと思ったらを急いで削除したりしているらしい。今日は今日とて、読売新聞社の前で焼身自殺してやるとかおっしゃってるらしい。
なんかもったないなぁ。
盗作がよくないのは大前提だけれども、二ヶ月でそこまで売れるということは、このコンセプトには莫大な需要があったってことでしょ。謝罪はもちろんだけれども、今回の失策を糧にして次のためにもっとなんとかできないものかな、と。
それに「ディズニーランドだいちゅっきっ、もう、こんなところやこんなところやこんなところも素敵なんだからぁっ」ていうそれを心底数多くの人に知らしめたいというのなら、逆に今回のトラブルは文章書きとしては大きなチャンスだと思うんだけれどもな。なんで? だって色んな人と会って話ができるじゃん。
これだけ話題になっているのだからオリエンタルランドの各関係者はもちろん、2チャンネルに元ネタを書き込みした人とかもさ、お詫び行脚という名目で、探し出して会うことができるでしょ。
そしたらネットの文章の転載でなく、生のリアルな声が聴けると思うんだよね。わざわざネットでディズニーランドに好意的な文章を書く人なら、絶対他にもいいエピソード持っているはずだもの。それを知るということは絶対宝になるはずなのに。自分が本当にディズニー大好きッ子ならば真摯に対応を重ねれば絶対向こうも心を開いてくれるはずで、そういうのを青眼で拾い上げてちゃんと了承を取って次の本にっていう展開も考えられると思うんだよね。もちろん今回稼いだ印税分なんて軽く吹っ飛ぶとおもいますけど。
この件に限らず、いいモノを作りたいと本気で思っているなら、トラブルってある面では自分を理解して次の飛躍につなげるいい機会でもあるはずなんだよな。ちゃんと逃げずに真面目に対応すればいいのになぁ。もったいない。
――て「ディズニー」も「本当にあった〜」も「感動する話」もどうでもいいわたしがいうのもなんなんですが。