「中森明菜 歌姫の軌跡 下巻」タコシェに納品しました。多分、もう委託頒布されているとおもいます。模索舎は、連絡なし……。
 ええーーっと、感想もありがとうございます。冬コミ向けの原稿やっていて、返事とか個々で出せませんが、きちんと拝見しています。
 こうして熱い感想いただくと、作ってよかったな、と。しみじみ。

 同人誌って、作る方も受け取る方も、手間と費用がぐっとかかるものですから、軽いものは作れない。
 雑誌のように、束の間の楽しんでゴミ箱に読みすてられるような、そういうお手軽さってのとは違う、いつまでも取っておきたいってモノを作りたいな、と。
 てか、そうでないと意味がないじゃないですものね。お手軽に読み流せるものなら、そもそもサイトでアップすればそれでいいわけだし。
 やっぱり形にするなら、パッケージとして意味あるものにしなくてはならない。私が大きく関わった同人誌は全てそこを目指して作ってます。
 中森明菜が好きなら、栗本薫が好きなら、斉藤由貴が好きなら、絶対気に入ってくれるだろう、永久保存してくれるだろう、という。それぞれのテーマで、これ以上のものはそうそう作れないだろう、というオンリーワンのものを目指して。
 パイの大きい題材ならテキトーな仕事でも、食いついてくれる人がある程度いるだろうけれども、需要のない、ショーバイにならないことしているんだから、それくらいの心意気でないと、ね。
 今取り掛かっているモノも、ジャンルは全然違うものの、そういうつもりですけど、はたしてどうなることやら。
 でもきっと、歴史好きでJUNE好きなら、マストバイなシリーズになるんじゃないかな。
 今回のパートナーの大竹さんは、私の十代の頃からの垂涎のフェイバリット作家なので、大竹さんのファンが「こういうものが読みたかった」と快哉をあげるようなシリーズにもなれたらいいな。
 結構、大竹さんの漫画、キャラ表の段階から色々と自分の意見取り入れてもらっちゃってるんで(――ほんと申し訳ない。悪宰相だわ、自分)、萌えられなかったら私の責任です。