「馬の首風雲録」筒井康隆

「馬の首風雲録」筒井康隆

筒井は文芸界のホームラン王です。やだなぁ、困っちゃうほど面白いなぁ。「旅のラゴス」系の一大スペクタクルロマン。戦争文学としてもトップクラスではなかろうか。
ここで描かれている戦争というのは、今現在の第三世界で行なわれている戦争そのもの。筒井文学は現実を予見している部分がいつもあるけれども、これもそうといっていいんじゃないかな。
もう、色々と上手いところがあって、細かく褒めたおしたいんだけれども、今読み終わったばかりでまともに紹介することができない。ともあれこれは読むべき。もっと多くの人に知られるべき作品です。
特に10代の感受性の強い時期の子に読んで欲しいなぁ。
日本現役最高峰の大文豪・筒井康隆ノーベル文学賞を!!!