昨日の新潟県の大地震は「中越地震」と名付けられたようである。

夜が明けて、被害の実態が少しずつ見えてきた。
新幹線も在来線も高速も国道も完全復旧がたやすくないであろうということも見えたきたし、道路が寸断されて孤立状態であるという山古志村を上空から撮影した映像などは、いたるところで山崩れを起こし、森が一面まっ茶色だ。



これからで1番大変なのがライフラインの復旧であろうが、阪神大震災の時のように、急いで電気を復旧してしまったために大規模な火災を引き起こす結果となったというのだけは避けたいところだ。

住民の方はちゃんとブレーカー落として避難したかしらん、と気になる今日のまこりんです。




昨日に引き続いて、珍しく鉄道ネタである。



JR東日本東武鉄道は相互乗り入れを実施、新宿―東武日光鬼怒川温泉の特急を新設するという。ソースはここ



東武の都心側ターミナルが浅草・北千住とターミナルとしてあまりにも拠点性が薄いことはわかっていたし、東武の土壇場であるはずの日光・鬼怒川観光特急の業績も近年は芳しくないことも知ってはいたが、因縁のライバルであるJR東日本と手を組むことになるとは、あまりにも意外。

確かに、新宿・池袋・大宮あたりからのユーザー(これが上手くいけばもちろん将来的には横浜方面の延長も視野に入れてたいるだろう)を引っ張ってこれるというのは、東武サイドにしてみればかなりのメリットであるし、近い将来に絶対起こりうるであろう浅草駅老朽化問題(大規模な工事による移転・改修乃至廃止というかたちになるであろうが)に向けてのひとつの解答ともなるであろう。

しかし、既にダイヤが複雑怪奇な山手貨物線にこれ以上ぶちこんで東武と手を結ぶJRの思惑がいまいちわからない。だって将来は相鉄もここに入ってくるわけでしょ。

大きな投資をかけてJR日光線を整備して日光特急を新設して東武と競合するよりも、小さな投資で東武と共存して、多少なりとも利益をシェアしたほうが旨みがある、ということなのだろうか。

なんというか、色々と鉄道会社も生き残りに必死のようである。