NHKに言いたい

ということで昨日は「NHKに言いたい」を見たわけだが、まぁ、お約束通りに海老沢会長の辞任という結果は出ず、また疑惑の核心にも触れず、ただひたすらだだすべりなまま終わったわけで。いろんな人がネタにし真面目に批判しているので、特にわたしがいうこたないのかもしれないのでいっこだけ。
常に俯き加減で上目遣いの涙目。眉間にしわを寄せて相手をねめつける海老沢会長の姿には驚いた。この人は本当にテレビ屋か?
テレビモニタ―に映る姿が視聴者にどのような印象を与えるかということがまったくわかっていないと見える。彼の姿はどう好意的に解釈しても追いつめられた悪人にしか見えない。日本語のわからない事情を知らない異人が見てもそう判断するだろう。嘘でもいいから背筋を伸ばして、すっきりとした顔で相手の顔を見て話を聞くなり話をするなりすべき。ま、これはマナーの話ともいえますが。
それにしても視聴者からの意見をアナウンサーが読み上げたあと「海老沢会長の意見は?」と水を向けられ、カメラが彼を真正面からどアップに映しているにもかかわらずカメラ目線に一度もならない彼はどうかしている。いろんな意味でだめだこりゃ。これだけで信頼回復なんて求めちゃないんだな、ということがよくわかる。
それに加えて途中国営放送の受信料を払わないと逮捕される国があるとかないとか、と明後日の方向に話が進んだのは最悪。このごに及んで脅しですか。人の神経を逆なでするにもほどがある。そこまでいうのなら俺は受信料支払を拒否するよ、と思う人は多いだろうよ。ほんとになにもわかっちゃいない。
最後の最後、鳥越俊太郎に一撃食らわされて、挙動不審気味に視線を四辺に走らせる様はいい気味の一言。今後のNHKの存在意義はともあれ、彼がいる以上改革などあり得ないということはよくわかった。汚いことをやるのが悪いとはいわないが、バレた時のことを考えてあらかじめ腹くらいは括っといてくれよ。