「地球大進化」

NHKスペシャル 「地球大進化

生命が人類へと進化するに至った道程を追い続け、「かくして生態ピラミッドの頂点に君臨するようになったわたしたち人類は、それまでの支配生物がそうであったように絶滅という結末が将来に待っているのでした。めでたしめでたし」という結論を最後においてくれていて、よかった。結局地球科学をマクロで見るとどうしてもペシミスティックなならざるをえないんだよねぇ。
絶滅危惧種を保護するのは無意味、環境保護は人類のため、戦争は必要悪、など素敵な結果を導き出してしまう。人類が滅ぼうと滅ばなかろうとも、生命があろうとなかろうと、地球があろうとなかろうとも、全て小さなことという事になってしまう。
こういうことに思いを馳せると、結局生物ってなんなんだろうなと思わずにはいられない。生物が存在する意味自体がよくわからなくなる。すべては惑星開発委員会の陰謀なのか。ヘリオ・セス・ベータ型開発なのか。てわけで、ひさしぶりに「百億千億」でも読み返そうかなぁ。