自意識過剰なチラシの裏、「まこりんのわがままなご意見」に今日もようこそ。
今日の撃たれた一言。

「どんなに手足が動いていても死んでるダンスがあるように、どんなに饒舌でも硬直した言葉や行動がある」(桜井圭介)

うわぁっ。それ、俺のことだよ、まさしく。
これはいとうせいこう押切伸一・桜井圭介の「ダンス」をテーマにしたミーティングを文章に起こした「ダンシング・オールナイト」という本の前書きにあった言葉 (―――この本自体も狭義の「ダンス」を越えて芸能批評、現代批評と大きなところに向かっていてものすごく面白かったです、はい)。

ただ言葉数が多いだけで、硬直して、平板で退屈で、ありきたりで、薄っぺらで、って俺だよ俺。文章って下手に長々と書いているとさぁ、どうでもいい論理に雁字搦めになって、ホント、どんどん硬直していくんだよね。書きながらも「なんかつまんないこといいはじめているぞ、俺」と気づいているのに、これがなかなかどうして軌道修正が難しくって。
自分の作った小理屈をにその場でひょいっとひっくり返すくらいの軽妙さがあって、はじめて生きた饒舌だと、生き生きと踊っている文章だと、ほんと、そう思うよ。やっぱ踊んないと、テキストも。もう、長いだけで頭の固そうなつまんないテキストは止め。ってわけで、2005年のこのサイトの目標は「グルービー」ということでひとつ。