水曜スペシャル・川口浩探検隊

昨日、なぜか深夜に「水曜スペシャル川口浩探検隊」が再放送。首都圏にお住まいの皆さんちゃんとご覧になりましたよね。いやぁ、笑った笑った。

深さ120メートルのクレパスをロープ一本で渡るってなんで下からのあおりの映像があるんだ、とかそういうこといっちゃイヤ。それにしてもフィリピンでワニと格闘する野人発見っていくらなんでもやりすぎだよ。子供騙しにもほどがある。って、まあそれが「探検隊」のコンセプトなんだけれどな。「子供すら見抜けてしまう子供騙し」っいう。
70年代生まれの子供が「やらせ」の楽しさを知ったのは絶対この番組だと思う。そういう意味では偉大。究極のエンタテイメント。

テレビ番組史的にいえば、テレビの撮影機材の簡便化でロケ撮影が容易になり、一方ドルショックで日本が変動相場制になり、1ドル=360円からただすべりに円高に転がりこみ、海外旅行が庶民のものとなり、というところで海外ロケの大型バラエティー番組ってのが80年代に流行ったわけだよね。フジの「なるほどザ・ワールド」やTBSの「世界まるごとハウマッチ」、日テレの「アメリカ横断ウルトラクイズ」などなど。
でもって、その頃藤子不二雄アニメとプロレス以外のコンテンツがほとんどなにもなかった民放界の番外地、テレ朝がつくりだした海外ロケバラエティーが「水曜スペシャル川口浩探検隊」だったという。ってそんなテレビの歴史の話はどうでもいい?

それにしてもこの場末感がわたしのテレ朝観なんだよなぁ。「しょーもなっ」といってしまったら負け、みたいなテイストっていうの?
いまだにテレ朝の本領はPM11:00以降の「ネオバラ」枠って思っているし。ていうか、テレ朝は時間が浅くなればなるほどぬるーーーくなるんだよっっ。ってまたいつものように話が脱線しそうなので、今日はこのへんで。