Welcome to Adobe GoLive

「Welcome to Adobe GoLive」でググってみると実に様々なサイトがヒットする。
法人系、個人系、学術系、趣味日記系、いろんなサイトのページがあらわれる。日本語サイトでヒット数230,000 だっつうんだからものすごい。この様々なサイトを支配している「Adobe GoLive」ってのはなんぞや。―――と皆さん思いません?

実はこれは簡単な話で、「Adobe GoLive」ってのは有名なHP作成ソフトで、そのソフトのタイトルタグの部分が初期設定だと「Welcome to Adobe GoLive」なわけ。
で、普通なら、制作者がそれぞれを内容にあったタイトルに変えるのを、まぁ、うっかりなんだか、めんどくさいかったんだか知らないけれども、そのままにしてしてアップしてしまうとブラウザのタイトルバーにモノの見事に「Welcome to Adobe GoLive」と表記され、ってそんなページが日本語サイトで数十万はあるという。


やぁ、この事実を知った時にこれほどウェブサイト管理人として勇気をもったことはありませんよ、ええ。
個人サイトだけならまだしも、「なんちゃら医師会」とか「日本なんちゃら協会」とか「県立なんちゃら」とか「なんちゃら大学」とか、おもっくそ公的団体や機関の名がどさどさどさどさヒットしまくり。

ええー、こんなこと今更いうのも無粋だけれども、webサイトって検索で的確にかかるかどうかが命じゃないですか。でもって、検索ってのはタイトルと内容とのマッチが命じゃないですか。それを、うわっ、このサイト作った人タイトルの重要性まるで無視かよっっ。見てもらう気ナッシングかよっっ。ていうかこれを注意する奴いないのかよっっ。
さすがに驚かざるをえないわけで。

例えていえばこういうページって、でっかい値札を服につけたまま歩き回っているようなもんだとおもうんだよね。「おいおい服よりもそれ着ている人よりも値札が1番気になるよ」みたいな。

でもさ、と私は思うのですよ。値札つけたまま服着たっていいじゃん、そのまま歩いたっていいじゃん。スーツのままベットに寝転がってもいいじゃん。土禁の車に土足で乗ったっていいじゃん。味のしなくなったガムを飲みこんだっていいじゃん。鼻かんだティッシュを広げてみたっていいじゃん。日曜の昼くらい、出前のラーメンで済ませたっていいじゃん。とにかくなんでもかんでも自分のやりたいように好きにしたっていいじゃん。と思うわけですよ。


「タイトルかえるの面倒くさいし、そんな別にgoogleの検索とかひっかからなくてもいいし、自分、好きなようにやりたいだけでやってだけなの、何が悪いのファックユー」
というおおらかなんだか高慢なんだか怠慢なんだかよくわからない「オレ様姿勢」でいたいわけですよ、わたしも。

というわけでうちのサイトもこれからタイトルは「Welcome to Adobe GoLive」にする。Adobe GoLive使ってないのにやる。意地でもやる。手打ちでやる。ってうそうそうそーーーっ。


あ、ちなみにDreamwaverだとタイトルの初期設定は「無題ドキュメント」なんだそうで。このタイトル、別に椎名林檎ファンが狙ってつけているわけではないので、あしからず。