お気に入りにいれているサイトのほとんどがニュードラえもんの声優に対する違和感を語っていて、みんなドラえもんが好きなんだなぁ、と妙に感嘆してしまったまこりんです。

や、自分も好きだったんだけれどもね「ドラえもん」。ただ私の場合、原作至上主義だから、藤子・F・不二雄の書いてないストーリーのドラえもんは認めていないというか、劇場版とかも「ドラえもん のび太と竜の騎士」までしかみとめていないわけですよ。ましてや藤子・F・不二雄が亡くなって以降の意味不明にメディアミックスし、タイアップしだした「ドラえもん」ってのはもう私のなかでは「ドラえもん」じゃないんですよ。
なんだよ×××って本、とか、○○○のCFとかありえねーよ、とか、主題歌が△△△ってどうやってもげせねぇ、てわけだったのですよ。あんたら、作者の作品に対する愛やこだわりを理解してんのか、ちゃんと、と聞きたくなるわけだったのですよ。ってなんかすごいファンみたいだな、俺。―――や、作家・藤子不二雄に関してはFとAともに充分ファンなんだけどね。

うーん、とにかくわたしは「ドラえもん」とはゆっくりさよならをしてしまったので、今ここで大山のぶ代の演じる、馬鹿息子を愛するように生温かくのび太を愛する肝っ玉お母さんのドラえもん像、というのが崩れても「あぁまたひとつさよならだね」と思うだけなので、そんなショックじゃないなぁと、いう話で。
まあ、あれだけ築きあげたものを継がなければならない新声優陣の方は大変だろうな、とは思いますけれども、彼ら声優陣の努力いかんに関わらず、原作者が亡くなってしまったからには、こういうものは崩れるしかないんじゃないかなあ、と私は思ってしまう。
もちろん今の解釈による新しい「ドラえもん」というものは人気がある限りひとまず生まれ続けるんだろうけれどもね。