Singer Songer「初花凜々」

Coccoの再スタート、Singer Songerデビューシングル「初花凜々」をついに聞いてしまった。

あらかじめ「Coccoが帰ってくる」なんてテキストを挙げて予防線を張っていたわたし。「ふーん、どんなものかね」なんて斜にかまえたフリをして、聞いたのだが…………なんだろう、この目からこぼれてくるあたたかい液体的なものは。

不覚にも、感動してしまった。たかが2、3分で持ってかれてしまった。 ……やばい。やばいよ。ついに、ついに、ついにっっっ。本当にCoccoが帰ってくるっっ。
あのCoccoがひとまわり成長して、長い髪の毛をばっさり切り落として、戻ってくる。

サビの「Hello hello」の連呼がもう心の奥の奥にまで響いてくる。まさしくセカンドバースという感じ。生まれ変わりの朝のように清新。「おかえり」と、心の底からいいたい。

あと、2番のひら歌の「無差別級に祈った 暗い夜も 悲しい朝も 世界のどこかで消えてく」の部分(――もちろん聞きかじりなので、違っているかもしれないが……)もかなりぐっと来た。これはファンでぐっとこない人はいないでしょう。

やだなあ、もう。もう彼女のことは物語にして忘れたつもりでいたのに。結局また飲みこまれてしまいそう。