サイトのテキストアップに関する作業でぼーっとチャートデータを眺めていると……あれっ?「オリコンチャートブックアルバム編」と「オリコン年鑑」で売上データが微妙に違う?

えー―っとですね。例えば、中山美穂の「Catch the nite」。オリコン年鑑だと34.9万、チャートブックアルバム編だと34.6万。工藤静香の「静香」だと、年鑑が26.6万でチャートブックが26.0万。どれもこれもよく調べて比べるに、80年代末から90年代初頭にかけて、数千枚程度チャートブックの方が枚数が少ない。

むむむむ。これは考察するに、あれだな、チャートブックは純粋に「総合チャートベスト100」にランクインした分の枚数だけ合算していて、一方、「オリコン年鑑」は各チャートのベスト100の全ての枚数を弾き出している、その誤差なんじゃないかな。例えば、この週はカセットデータのベスト100には入っているけれども総合データになると100位以下、そういった場合の数字を「チャートブック」は弾いていて、「年鑑」は含めている、と。なもんだから、CDのみで一本化される以前の時代、まだカセットチャートが生きている90年代前半にはこういった誤差が出る、と。

てわけで、ひとまずうちのサイトはできるだけ「年鑑」であわせることにしました――ってあぁ面倒くさい作業。資料がないものはチャートブックの数字ですが、知っているものがあったらそっと教えてくださいな。