さだまさしいさだまさし

さだまさしのニューアルバム「とこしへ」が何気にテレビスポットを打って売る気まんまんなのには驚いたが、さらにそれが効をそうして、オリコン初登場八位という好成績にはもっと驚いた。それよりも驚いたのは、そんなニューアルバムに「MOTTAINAI」という曲が収録されている、という、今日のまこりんです。

これは、もちろんノーベル平和賞を受賞したケニア環境相ワンガリ・マータイが提唱する「MOTTAINAI」に賛同して作った新曲に違いないんだろうけれども、なんつーか、いや、確かにさだまさしが取り上げそうなネタだけれども、まさか本当にやりますか。いやはや。
ここまで来るともはや、何もいえないというか、なんというか、やーーー、ねぇ。さだまさしさだまさしを貫いているっ! さだまさしは一本筋が通ってるっっ! さだまさしほどさだまさしい(※)奴はこの日本で見たことないっっ!!!!と、おもわずジャンプ漫画のように、エクスクラメーションマークを連発したくなる。
やっぱり、さだまさしさだまさし。さるまたしでも、さらまわしでも、さるまわしでも、さるまたけでも、たらいまわしでもなく、さだまさしなんですよっっ。

ちなみに前々作のアルバムのタイトルが「すろうらいふすとーりー」って、これまた、さだまさしを貫いておりまして、この「スローライフ」を取り上げるのもさだまさしなら、それをひらがな表記というのがぷんぷん匂うほど、さだ、という。♪ パンプキン・パイとシナモン・ティー〜、薔薇の角砂糖ふたつ〜 って感じで、田舎モノ騙しも大概にしろ、っという。

こういう善意の押し付けを臆面もなく享受できる人間には絶対なれないし、なりたくない小生まこりんではありますが、そんなさだまさしい人達にとっては欠かせないんだろうなあ、さだまさしという存在は。非常に勉強になります。
比べて松山千春は、そのへんどうにも読みきれていないというか、「そこでムネオを応援しちゃまずいだろ」という感じで、策士としては劣っているのかも。って、また相変わらず殺伐とした毒を吐いております、自分。

(※・さだまさしい 【形容詞】 偽善的な態度で人に阿るあさましい様子。「彼の態度はさだまさしいばかりで、本音が見えない」)