天川信彦・皇なつき 「アルカイック・チェイン」

スメラギ先生お元気でしょうか。「始皇帝暗殺」以来樹海に迷い込んだスメ様ですが、思ったよりこの森は深そうです。あぁ、出口が見つからない。てゆーか、「始皇帝暗殺」→「双界儀」→「黒猫の三角」→「アルカイック・チェイン」と、どんどん鬱蒼としてきているような。いま、俺が歩いているところはけもの道ですらない、という、なんかそんな深い森に体まるごと抱かれている感じです。って褒め言葉みたいな比喩だな。先生―――、帰ってきてくれーーーーーっっ。

正味の話、買うのに、迷った。はじめて迷った。これャもうダメかもしらんね。と。なかったことにしとくべきか、と。でも、あなたとの愛の日々が忘れられないダメな女なの、あたい。「花情曲」とか「梁山泊と祝英台」の頃が忘れられなかったの。体が覚えていたの。だから、やっぱり買っちゃって、読んじゃって、そして、だるーーーー。

てゆーか、スメラギ先生、ここ最近なんでよりにもよって厨臭い原作で作品を描くのでしょうか?よりにもよって、スメ先生の希望というじゃないですか。僕にはさっぱりわかりません。オリジナルの時はそんなこと全然ないのに、何故。