加古隆

Scene 映像音楽作品集1992-2001
近頃、パソコンのまえに長時間座って作業するときは、加古隆のCDを何枚かぽんぽんとコンポのオートチェンジゃーにつっこんで、それを聞きながら、というのが多い。
この人のピアノ作品は、ジャズとクラシックのさじ加減も絶妙で、繊細で重厚なのに、押しつけがましさがなく、また陽光のような軽さと明るさと品があって、変に気が滅入るようなところもなく、もちろんうわっついていてうるさいということもなく、BGMとして最適なのだ。これはこの人の天性のものなんだろうな。
大ファンです、といったら嘘になるけれども、わたしは、いつのまにか、10枚以上もこの人の作品を手にしている。あまり広くはしられていない人だけれども、NHKスペシャル映像の世紀」、映画「式日」に「大河の一滴」、ドラマ版「白い巨塔」など、いわゆる劇伴・CM系でいろいろと作品を残している人なので、聞き覚えある作品もあるんじゃないかな。
「Scene 映像音楽作品集 1992〜2001」は廉価版も出たことだし、彼の世界を知るに一番いい作品なので、試しにちょっと聞いてみるのもいいと思う。