本田美奈子の「Junction」のテキストで、「美奈子は"歌バカ"だ」なる由を書いた後に平井堅が『歌バカ』なるベスト盤を出して、その記述が妙に気恥ずかしく、なおしたくなった。ただ、かぶっただけなんだけれどさ。なんかさこっちが狙ったみたいで恥ずかしいよ。

美奈子関連のネタ被りといえば、美奈子の死に関して、ほもかっちゃんこと勝谷誠彦氏が自身のブログで「棺を蓋いて事定まる」の故事を用いていたのもネタ被りで恥ずかしかったし、あと美奈子の「つばさ」の白眉を「30秒のロングトーン」とテキストで書いたのを、後日ワイドショーでまったくおなじように取り上げたのもなんか恥ずかしかったよ。べつに、うちのサイトみてんじゃねーーの? という気はまったくないんだけれども――そこまで自意識過剰じゃありませんってば、なんか、こう、ね、きまりが悪い。

あ、ただ、ネット上のテキストで、自分のテキストに似ているな、と感じるものは、「こいつぅーー、うちのサイトの読者じゃねーーの?」と、わたしは勝手に勘違いしています。
「この歌手に、この作品に、こういう視点で、こういう修辞で、表記する」ってのは、こりゃ、うちのサイト見ただろう。と。モニターを軽くこづいたりなんかして、ね。
おいおい、恥ずかしがらずに俺の前にでてこいよ、悪いようにはしないぜ、と。
ま、だから、どうというのはないんですけれども。