昨日は明菜さまがミュージックフェアに出ていた。もろちんわたしも録画して視聴、今回もなかなか素敵な明菜さまで、というか、近頃テレビでいい仕上がりを見せない明菜様にしては、かなりいい出来でない? と、思い、ひさしぶりにふらふらとネット上をうろついてみた、ら、これがどっこい、酷評の嵐、あららら。みなさんはどうお聞きになりましたか?
フリがないぶん、かなり丁寧に歌っていたな、という印象で、絶賛、というわけではないけれど、ま、いいんじゃね、という感じだったのだけれども……。

なんというかな。明菜に関しては、わたしを含めたみんな(――ファンである人も、そうでない人も)、バイアスのかかった目と耳で、見て聞いているんじゃね――の? と、わたしはふと思った。これを掘り下げると、長くなると思うので、日記でなく、きちんとしたテキストで。

先月はひそかに我が家は『悪魔のようなあいつ』祭りだったわけだけれども、その後も「久世ドラマ祭り」やら「桃井かおり祭り」など開催して、で、今日は「真田広之祭り」。
しっかし、「必殺 4」のサナダ、カッコよすぎる。陰間発お小姓経由で、今は南町のお奉行さんの真田くんの色悪っぷりが、たまらんっっ。ただひたすらおのれの栄達のために幾度も殺人を犯し、それでいて能面のような涼やかな顔をして生きる、悪魔のようなあいつっぷり。
「あ、あ、あんたは、悪魔よっっ」
ラスト10分の真田指数がただごとでないです。もう、リミッター振り切れてます。レッドゾーンです。このためにこの作品があったといっても過言でない。

ときに91年のNHK大河ドラマ太平記」のダイジェストもみているのだけれども、今のところ、片岡鶴太郎演じる北条高時にこまごまといじめられる真田演じる足利高氏に濃厚な真田ポイントを感じているのですが、今後もぐっとくる真田ポイントは続々出てくるのでしょうか、hisui先生。

ところで、まだまだ読み終わらないパールバックの『大地』。王龍がやっと大往生して、息子の代の第二部にはいったところなんですが、感情移入できるキャラクターがでてきません、先生、どうしたらいいのでしょうか。
ここは、これから軍閥を作り上げるであろう、三男の王虎将軍のワイルドっぷりに萌えるべきなんでしょうが、今は、若くて猛っていてそれなりにカッコいいけれども、なんか、結局ちっちゃなところにおさまっちゃいそうな予感がぷんぷんして……。全体のノリは第一部のほうがすきかなぁ。