追悼イベントのつづく、本田美奈子

 先日、「愛・地球博記念市民合唱団」から私の元にメールが届いた。本田美奈子の遺志を継がんがために、彼女の「つばさ」を合唱団で歌い継ぐことに決めたそうだ。そこで、わたしの書いた「つばさ」収録のアルバム「JUNCTION」のレビューを団員に配布したい。その許可を得たい、という。わたしはそれを快諾した。



◆ 故本田美奈子さんの曲 万博合唱団が披露  (中日新聞)


◆ 愛・地球博記念市民合唱団 公式サイト


 先週末には本田美奈子追悼のと冠した「ロイヤルチェンバーオーケストラ特別演奏会」が行われたし、 四月には、本田の故郷である朝霞市朝霞市民会館で追悼写真展とフィルムコンサートが行われる。
 また3/29にはマーベラスエンターテイメントから、同社から発売された本田美奈子の音源を集めたコンピレーションアルバム「I LOVE YOU」が、さらに4/20には、コロンビアエンターテイメントから、未発表音源を集めたラストオリジナルアルバム「心を込めて」が発売される。
収録予定曲を見るに、「I LOVE YOU」は90年代後半以降のポップス・アニメ系歌手としての本田美奈子が、「心を込めて」は「ミス・サイゴン」以降のミュージカル女優としての本田美奈子が味わえる作りになりそう。

 彼女が亡くなって、このように彼女の歌が脚光を浴び、彼女の歌の輪が様々な方向へ広がっていくのを見るのは、とても不思議な気分がする。
それがいいことなのか、あるいはそうでないのか、それは今の私にはよくわからない。
ただ、いのちというのは、ある面においては、果てがないのだな、としみじみ思う。