中森明菜 「花よ踊れ / GAME」


・「花よ踊れ」

 アゲアゲのラテンフレーバーなJ-POP路線。やたらサンバホイッスルがぴーぴー言ってますが、平板で盛り上がりが欠けるなぁ。てか、この曲、オケ、うるさい。明菜サマの声はなんか、もうなんだかものすごドス聞きまくってます。怖いかも。

・「GAME」

 郷ひろみですか? これ。
 てか、林田健司のボーカルが全面にフューチャーされたほとんどデュエットソングなんだけれども、無駄にハイエナジーな林田のボーカルがほとんどヒロミゴー。「Flashing Flashing Come on !」の部分のヒロミ指数はただものではない。本家を凌がんばかり。
 80年代、サルサ的な世界を歌謡曲でもっとも上手く翻訳したのが男ではヒロミゴー、女では中原めいこだけれども、まさしくこの歌の明菜は「女ゴー・ヒロミ」の世界。これが新鮮、かつはまりまくり。こっちの路線もラテンも、全然いけるのね、明菜サマ。「愛のなんの言ってるけれど、昼ドラマみたい」の部分の中原めいこ指数、ものすごいです。
 この腰の軽さ、馬鹿っぽさと、爽快かつ濃厚な色気。これですよ、これ。このシングル、明菜サマ的には、こっちが本線だよね。「GOLD FINGER '99」的な確変ヒット期待。ってか、この曲でテレビでヒロミ・ゴーとデュエットしてください、明菜サマ。お馬鹿セクシー全開で。