6月は怒涛の展開。
 まず、みなさまご存知、中森明菜サマ。 6月21日に、3年ぶりのちょーおひさのオリジナルアルバム『Destination』発売。でもって、ライブツアーも敢行と攻勢一方の今年の夏。
 そして、さらに同日6月21日にCoccoも、本人名義では、活動休止以来だからなんと五年ぶりのアルバム『ザンサイアン』がありーの、こちらもツアーもありーのっっ。と、新旧精神系歌手が久しぶりにざわざわしております。
 そしてっっ。近年精神系に急速に傾きまくりの、宇多田さんちのヒカルさんもっっ、「DEEP RIVER」以来のシングルをがんがん突っ込んだ、四年ぶりアルバム「ULTRA BLUE」が、これは6月14日。で、ツアーも、あり。と。タイトルから既に鬱―でダルーな世界観なのかしらん。これも気になりまくるなぁっ。
 さらに、伏兵。手蔦葵も――って、誰? って、まぁまぁ落ち着いてお聞きなさい。今夏スタジオジブリの新作映画は宮崎駿の息子、宮崎吾朗監督による「ゲド戦記」なんですが、そのヒロイン、テルー役を演じ、主題歌・劇中歌を歌うのが、ヤマハ所属の彼女、手蔦葵。現在映画予告編で流れまくりの「テルーの唄」で、6月7日、ヤマハ・ミュージックコミュニケーションから彼女はデビューするのですね。でだ、その「テルーの唄」の作曲が、なんと、谷山浩子なんだなこれが(ちなみに作詞は、宮崎吾朗監督)。
 しかも彼女の、映画連動のファーストアルバム『ゲド戦記歌集』(7月12日 発売)でも、谷山浩子が、全10曲中9曲の作曲を担当(――残り一曲は新居昭乃)と破格の谷山っぷりっっ。これは、もう、買わずにいらりょーかっっ。というか、ヤマハジブリ映画と連動で新人デビューという大勝負にあえて30年間マイナーひと筋の谷山浩子選手を起用 ?と、そこに驚きっ、って、大きなお世話か。
 今応援している歌手のほとんどが、ばかばかCDリリースするようなタイプでないので、こうも続くと逆に焦るわ。けど楽しみっっ。