角松敏生 「GOLD DIGGER 〜with true love〜」

 なにこのキラキラ感っっ。キラキラしすぎだよっ。
 CDかけたとたんに、しみったれた06年の日本から一気にバブル全盛期にタイムリープした気分になる。
 みんながみんな、ハイクラスでラグジュアリーな生活をポテチをかじるようにたしなんでいた――ような気がしていた、金と夢が下世話にごろごろころがっていたあの時代の夢、ですなぁ、コレ。あの頃、みんな、無根拠に自信満々で、未来を信じていたよね。
 でも、この音源全体から感じるアゲアゲテンション。21世紀には、あんまりにもあんまりなこの「アーバンさ」。わたしは大切にしたいです。
 よーし、オトーサンも、角松みたいに、スマートにおねぇちゃんと夜遊びしちゃうぞ、と。摩天楼の夜景を見ながらワイングラス傾けちゃうぞ、と。
 あ、ちなみに、角松本人初のベストテンランクインアルバムだけあって、音の勢い、完成度は抜群なので、バブル的キラキラ感を楽しめるというのなら、今聞いても損はないアルバムか、と。