中森明菜 「Destination」
ここ一週間ずっと、ひそかに宇多田さんの「ULTRA BLUE」を聴きまくっては、「完璧、このアルバム、完璧。この絶対的な流れっっ、ありえない」と、感涙しているまこりんの元に、こんどは明菜サマの新譜が届けられたのだけれども……。
- アーティスト: 中森明菜
- 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
- 発売日: 2006/06/21
- メディア: CD
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ふはははははは。
正義は勝つぅっっっ。
やったやったやったやりやがったたぁーーーっっっ。
ありがとう、神様。
ありがとう、明菜。
最高です。これです。これですよ、明菜サマ。
◆
えとね、このアルバムはね、「昔の明菜は好きだったんだけれどもね、おしゃれでカコよかったし。でもあの事件以降の明菜って、ぶっちゃけ重いし、痛々しいし、聴いてて辛いんだよね」と、90年代に脱落した元・明菜ファンに是非とも聞いていただきたいっっ。
重くない明菜だよ。カッコいい明菜だよ。黒っぽい明菜だよ。おされな明菜だよ。
◆
アーティスト自身が求める音楽、ファンが求める音楽、今のポップシーンが求める音楽。ざっくりいうと、この三要素の引っぱり合いで、あらゆるコンテンポラリーミュージックってのは、生まれものだと思うんけれども、このアルバム、その三要素のバランスが最高、かつ、実に高い水準のところで融合している。
明菜の追求したい音楽で、かつファンは大納得の音楽で、かつ、今のポップシーンにあって、まったく遜色ない音楽。中島美嘉とか、安室とか、宇多田とか、浜崎とか、のあいだに流れて、全然違和感無し。
是非とも、このアルバムは、非ファンに聴いていただきたい。 そして――、わたしと同様、感涙したファンのみなさんはこう叫ぼう。明菜、大好きー――っっっ。てね。
あ、ここで、各曲のダイジェストが聞けるので、興味の湧いた方は、是非とも、聴いてみてみて。(youtubeだけれどもね)
http://www.youtube.com/watch?v=6cGT1wanAMY
しかし、アルバム曲のほとんどの曲の編曲し、実質的な音楽監督の役割を担っている佐々木友祐さんって、はじめて聴く名前だなぁ。
検索かけたら、「佐々木友祐(ささき ゆうすけ) 安室奈美恵のシングル作品のボーカル ディレクション。 アジアンカンフージェネレーションメジャーまでのプロジェクトに参加」ってのがでてきたけれども、これがこの人なのかなぁ……。ともあれ、いい仕事しています、佐々木さん。