愛のままにわがままに僕は細木だけを傷つけない

MSNのメッセンジャーに入れないぞこるぁぁぁ。
 今朝までフツーに入れたのにィィぃっっっ。
 と、キレキレ状態を落ち着かせるべく、今日は、やおい漫画系の閑話。


 読者からの報告――。
 西炯子さんの「STAY ああ今年の夏も何もなかったわ」が映画化されるらしい。
 な、な、なんというか、見たいような見たくないような……。

 http://373news.com/2000picup/2006/06/picup_20060624_8.htm


 そういえば、昨年出版の予定だった大竹直子さんの「艶本義経記」はどうなったのかな……。
 昨年大河「義経」放映中に出版に漕ぎつけることが難しく、06年春頃の予定となったようだけれども、やっぱり時期がズレたせいで流れてしまったのかなぁ。だとしたら、か、哀しい……。まだまだ、わたしは待っているんだけれども……。ってか、率直に言って、ファンだし。大竹さんの本格和風やおい、読みたいし。


 出版が流れる、といえば、そういえば02年頃出版予定となっていた、赤木たけのり子さんの単行本も……、これはさすがに流れたんだろうなぁ。きっと。
 この人も、池上遼一風の劇画絵でやおってくれる貴重な漫画家さんなのになぁ。この人もぉぉ、寡作だよなぁっっっ。ううううっっ。
 出版なんてそういうものだとは思うけれども、それにしても、企画が立ち消えになるのを聞くのは、哀しいよぉぉ。あまり活動が派手でない作家さんならなおさら。


 栗本薫さんが定広美香さんの「アンダーグラウンドホテル」を「なんども読み返してしまう重厚なやおい」と褒めているのを聞いて、結局かおりんとは、やおいのツボが根本的に違うのかもなぁ、とあらためて思う。
 別に、「アンダーグラウンドホテル」を貶すつもりはないけれども、うーーーん。読んでいるだけに、うーーーん、と。
 そういえば、定広さんって、その昔、「太陽を盗んだ男」のパクリのようなオマージュのような、リスペクトのような短編(――タイトル失念)描いていたし、さらにその昔、東里桐子さんと一緒に描いた暴走族漫画(「天使のほほえみ」)も、あれも思えば薫好きするやおい漫画だったしなぁ。ふたりはツボが似通っているのかもなぁ。
 結局、やおらーにとって好きなやおい/そうでないやおいの区別って、作品クオリティーよりもどれだけ自分のツボを押したかに終始するところ、あるよな。


 というわけで、いまのまこっちゃんのツボ押しまくりんぐ、一押しやおい作家が日の出ハイムさん。
 昨年、初の単行本を上梓して以来、とんとんとんと発行して、四冊目の新刊「花の学蘭ハニー」。……ツ、ツボだ。ばっちりツボだ。か、かわえぇぇ。表題作の受の子、真田指数高すぎだよっっ。お約束の別れのキスがないのに、「えっ、ちゅうしないの?」という顔した次の瞬間、「なにおれ期待しているの、はしたない」といった感じで俯いて顔を赤らめるお姿が、うううううっ、たまらんっ。
 いまのところ、わたしこれはちょっと……、というのが一作もないっ。素晴らしいっっ。
 営業とか、編集とか、色んな都合なのか、毎回毎回きちっとエロエロなシーンを入れているのも、さほど違和感がなく、とはいえただのエロ話にはならない、切なく淡い少女漫画の系譜でいてくれるのが嬉しいじゃあないですかっっ。やおいはこうでないと。
 というわけで、遠い昔に発行してとっくに売り切れてしまってる同人誌まで漁って手に入れている。ええ、ただのファンですよ、もうっっ。
 あ、「アラシガハラ」は原作の「嵐が丘」というより、松田優作主演の映画版の「嵐が丘」のイメージだよね ?