続いてhisuiさんとのお話。
 中島梓さんの自身のサイトの日記での「1兆ってどれくらい? 1兆は10億? それとも10000億? 広辞苑ひらいてもよくわかんね―よ」という発言 ( かなり意訳 ) に眩暈を感じ、これじゃ本物の、素の、100%ピュアまじりっけなしのお馬鹿さんじゃんかよっっ、としみじみ家人と語り合ったあとに、 hisuiさんに話しをふったところ、
 「それって、別に普通じゃないの?」
 ――え?
 「や、でも数の単位って、小学校で九九の次くらいに習う分野ですよ ?」
 「だってわたし、九九の七の段が怪しいし、分数の割り算ができないしっっ」
 「や、でも、九九とか兆とか、社会生活で使うやん。兆とか、普通に新聞で『○兆円の経済効果を生む』とか、使うし」
 「でも、九九の七の段が怪しくっても、困らないもんっっ。実際生きていけるもんっっ。兆だって、なんか凄いいっぱい莫大な数、ってぼんやりした認識でなんとかなるじゃん。逆にまこりん、どんだけエリートに囲まれているんだよっ、て感じだね」
 「ええええっっ、そういわれちゃう !?」
 というわけで、エリート呼ばわりされたまこであった。
 本気の文系女性をオレは甘く見積もりすぎていたのかもしらんな。ここまで数字がどうでもいいとは……。
 とはいえ、自分では「みんなが知っていること」と思っているものが、あっけなく覆えされたりということが近頃多くて困る。自分の知識・知性のレベルは偏差値でいうと55〜57くらいかなぁ、と思っていたのに。