松本隆の「風待茶房」をうろうろしていると、中森明菜の「落花流水」に関するテキストを見つける。

 http://www.kazemachi.com/cafe05/kisetsu/kisetsu_main_004.htm

 「落花流水」がクミコの作品に近い位置というのが、一瞬、え、という感じ。ちょっと意外だ。とはいえ、クミコの歌った「鳥の歌」なんて、明菜が歌っても、いけそう。
 松本隆は、90年代の作品からクラシックとポップスの融合をどこか念頭においているように感じられるけれども( 詞作に関しても古典文学を意識したものが多かったりするしね )、そういう作品を明菜でも1枚、アルバムで残してほしいよなぁ。
 わたしがプロデューサーだったら、全曲松本隆作詞・書上奈朋子作編曲・中森明菜歌唱でクラシックを基盤にしたエレガントでアバンギャルドでエロティックなアルバムを作ってみたい。っていうかただひたすらにそういうアルバムがわたしは聞きたい。

 あ、そうそう、アルバムバージョンの「落花流水」、ミックスを変えて弦の音を前に出し、さらに幻想的なアウトロとイントロをプラスしたことで、しっとり感が一気にアップ。これはかなり正解。この曲の持つ世界観をほぼ100%表現できているんでは。エレガントに淫ら。これっすよ、これ。
 って、日記でネタを小出しにせずに、いい加減きちっと「Destination」のレビューを書きたいわ。

 ところで、「落花流水」の本当の意味って、なんなのでしょうか。松本先生。