◆ 中村中 「私の中の『いい女』」

 前作「友達の詩」がスマッシュヒットとなった彼女のシングル。
 ってか、なんですかこのひしゃげたユーミンみたいな声は。ぜんぜん声違うやん。同姓同名の別人かよっ、と、驚き調べたら、さらに驚愕。
 え ? 彼女は彼女じゃなくって、彼だった ?
 てっきり一青窈とか元ちとせとか平原綾香とか、あっち系かと思っていたら、ピーターとか美輪様とかIZAMとか米良美一とか、そっち系だったようです。
 まったくもって、無茶しやがるぜ。
 しかし、そういう人と思って「友達の詩」を聞くと妙に腑に落ちるというのがなんとも。


◆ 宇多田ヒカル 「ぼくはくま

 クマ―――ッ。
 ということで、迷走しつづける宇多田の最新シングルは童謡――って、ねぇ、そんなこといわれても困ります、僕。
 絵本つきというパッケージに、早くもママさん業界に殴り込みをかけるのかヒカル ? めざすはキューティーマミーか ? ――と、思ったりはしない。
 てか、どういうリアクションが正解なの ? 誰か教えて。
 NHKみんなのうた」関連の曲をシングルにする人、近頃多いけれども、ぶっちゃけ個人的には感心しません。だいたい昔の「みんなのうた」は、ソフト化すらしなかったものがほとんどだったじゃないかぁっっ。