12月22日!!
 思わず日付に吃驚する。
 もう一年が終わる。
 不意に今年をふりかえり、今年も何もなかったことに愕然とする。
 「こんなことをしている場合じゃない」
 近頃よくそんなひとりごとをくちにするようになった。
 こんなこと、ではなく、もっと確かな、自分が行うべき、なにか。
 なにをしても、なにをやっても、どんな表情をしても、どんな言葉を投げても、なにかが違うような気がして、なんとなく、ひとりで気ままに生きてきたけれども、このままで果たしていいのだろうかという不安と焦燥が年齢を増すごとに募ってくる。
 ま、とはいえ、今日も日が暮れるし、ひとまず眠い。全てを棚上げにして今日も寝てしまおう。
というわけで聞いてください。浅川マキで、「こんな風に過ぎていくのなら」。
 ――そういえば、今年のマキのピットイン、行こーかなぁ、どうしよーかなぁ。