いつものブックオフ
 「うひひ、ぐへへへ」という不気味な笑い声にあたりを見回す。
 30代前半の大きなお兄さんが、「To Heart」のアンソロをそれはもう楽しそうに立ち読みしていた。
 幸せそうで、なによりだね。


◆ 甘野有記 「翡翠のためいき」「霧の貴公子」「お花の王子様」「楽園の階梯」「踊る月華」


 「翡翠のためいき」と「霧の貴公子」は先日の日記で感想を書いた「楼閣の麗人」 のリチャード×李悠シリーズ。英国貴族社会で日常ほのぼのやおい。「お花の王子様」は現代を舞台にしたファンタジーブコメやおいで、hisui嬢お薦めの一冊。「楽園の階梯」は中世ヨーロッパの修道院を舞台にしたゴシック浪漫シリアスやおいで、「踊る月華」は大正浪漫で幼馴染みなこれもシリアスだな。
 で、結論から言うと、この人は"日常ほのぼのなラブコメタッチの美少女受やおい"が一番面白い。てか萌える。李悠たんがかわういのは相変わらずでしたが、お花ちゃんもかわうかったお。お花ちゃんはうざかわいい系だね。巨大化するとうざさがさらに増していい感じ。
 買う前に立ち読みしなくってよかったわ。
 「むふふ、うひょひょ」ときんもい声だすこと確実でしたよ、ええ。
 わたし的に、やおいの愛は、暑っ苦しいくらいがちょうどいい、です。
 あぁ、それにしても李悠たんがかわゆすぎるぅぅぅぅぅ。うおおおおっ。
 ハイティーンの今も素敵だけども、ローティーンの頃も、もっとちっちゃい頃もっ犯罪級のかわうさ。 10数年"MY BEST OF 美少女受"の王座を決して譲らなかった「アーシアン」のちはやちゃん、最大のピンチだっっ。
 もう、どうしよう。どうすればいいの ?