篠原烏童、いろいろ

なんかもう、果てしなくやる気がない。

◆ 篠原烏童 「EYED SOUL」

 あ、今度のChara連載は香港ノワールじゃないんだ。人の世界に溶け込む人ならざるもの、彼らは神か妖異か、って、帰ってきた「純白の血」ですか。もう、ほんと、なんていったらいいのか、とにかくありがとうございます。狼男な主人公、稜と吼がもう、やおい過ぎ。ってか絶対やっているよね、ふたり。


1/4×1/2 R (1) 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス

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◆ 篠原烏童 「クォート&ハーフR」

 本当に帰ってきた「クォート&ハーフ」。動物霊媒師クォートと相棒の黒猫ハーフのどたばたオカルトコメディーなんだけれども、新キャラのツンデレイケメン霊媒師・ラクシャスが、もうなんというか、こいつ絶対誘っていやがる。もう、やるしかっっ。ところで前シリーズのヒロイン、長袍を可憐に着こなす男装の中国系美少女、思遠ちゃんはどこへいったんだぁっっ。


ファサード (14) (ウィングス・コミックス)

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◆ 篠原烏童 「ファサード 12〜14巻 〜その果てに愛はあるのでしょうか〜」

 「ファサード」シリーズで最長シークエンスかな、これ。戦争放棄を謳い、自然と科学技術が見事に融合した文化を築き上げたある国家。しかし、周辺国家の政治情勢から戦争に巻き込まれてゆき――という、「男社会、いくない」と「日本は憲法第9条を固持しましょう」が入り混じった社民党みたいなお話。って言ったら、随分だけれど、いや、感動しましたよ、ほんとに。元に今、ミサイルが飛んでいるのに、わたしたちははたして非暴力主義を貫けるか、どうか。そこまで菩薩になれないよなぁ。少なくとも私は。戦いは負の連鎖、その先に平和なんてないっていう、それはよく分かるんだけれども。あなたは菩薩になれますか ? 平和のための尊い犠牲となれますか ? しかし、ファーサードの出生の秘密がこんな形で解明されるとは思わんかった。いつか訪れる最終回のための布石の回。


ってわけで、相変わらず篠原先生は全速力でやおい臭い、しかしやおいでない少女漫画をお描きになられておりました。