怪しくないダイレクトメールはない
ユニセフからダイレクトメールが届いた。
リターンアドレスは、アメリカは、ニューヨーク。
ってか、一度もユニセフに募金したことなんか俺はないぞ。
さてさて。封を切る。
「○○(本名)様 世界では、3秒にひとり、5歳に満たない子どもたちが命を失っています」
おお。いきなりあおっとる。
でまあ、後はいくらで何ができるというのがずらずらずら。
下品に「募金しろ、募金しろ」とあおりまくり。
で、他、振込用紙、返信用封筒、unicefロゴ入りの宛名シール、などなどが同封。振込用紙の加入者名は「財団法人 日本ユニセフ協会」
ふーーむ。やっぱり怪しい。
なにかある。
ちょっとネットで調べる。
どうやら、日本ユニセフ協会は名簿業者などを使って、こうしたDM作成にいそしんでいるらしいが――。
ふはっっ。
日本ユニセフ協会って、ユニセフと直接繋がりのある団体じゃないのぉっっ !!
http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-281.html
(日本ユニセフ協会の実態について、詳しい)
あくまで、「日本ユニセフ協会」は「ユニセフ」との「協力協定」に基づいて、募金活動を行っている財団法人。つまり、組織としてはまったくの別なのだ。
では、日本でユニセフと直接関係のある組織はというと、ユニセフ東京事務所、ここになるのだそうだ。
ちなみに「ユニセフ」の大使が黒柳徹子で、「日本ユニセフ協会」の大使がアグネス・チャン。うーーん。しらなかった。
もちろん「日本ユニセフ協会」はその「協力協定」に基づいて「ユニセフ」に、その収入の75%以上を拠出しなければならないわけで、実際「日本ユニセフ協会」で集められた募金の8割が「ユニセフ」へと流れているらしいが、残りの2割は、こうしたDM作成やら、派手な宣伝広告、品川の豪華なビル"ユニセフハウス"の建設に使われているらしい。
うーん。ボランティア・ビジネス。
ひとつわかったのは、日本でユニセフに募金するなら、日本ユニセフ協会でなく、黒柳徹子が郵便局とみずほ銀行に設けてあるユニセフ用の口座に募金したほうが、募金した額がそのままユニセフに届く、ということ。
トットちゃん、偉いなあ。