EUROX 再結成

もうひとつ驚いたこと。EUROXが再結成したらしいのだ。

http://eurox.jp/

へー、アルバムの制作中なのか。ファンへのメッセージ? 聞いてみよ。
英語のメッセージともに彼らの、これは新しい音源かな? この人たちの音、いいわ。
さらにファンが制作したというメンバー公認の再結成P.Vをみる。

http://jp.youtube.com/watch?v=p4Ty6iiJW0Y

おお、いきなり明菜の「Back door night」だっ。これは既発表曲をコラージュした感じかな?
さらにYoutubeで過去のEUROXやさらにその前身のTAOの曲を起用した当時のCFなども閲覧(――ってこの動画をつべにあげているanrisekineさんって関根安里さんご本人?)。
ミキハウスサントリーカクテル「Cold Line」に、パイオニアプライベートの「遊室民」。ああ、どれも、いいわ。
こんなにお手軽に入手不可な音源をちょろっとだけでも聞けるのだから、いい時代になったものです。
日本人離れした乾いて理知的な音楽。特に時代なのか、80年代のUKロック的な品の良さが強いかな、アグレッシブだけれどもトラッドなものも感じられる。なにより関根安里のバイオリンがロマンチックに歌っている。いいな。当時の明菜が一聴して、サウンドプロデュースを依頼したというのも、頷ける。
確か「Cold Line」は欧州でも発売して、しかも好意的に向こうでも受け入れられて本格的な世界進出の計画もあったところメンバー脱退などのトラブルで断念したしなかったとか(――って、これはTAOの時か?)。

EUROX。中森明菜のアルバム『不思議』『wonder』、シングル「TATTOO」「I missed the "SHOCK"」と80年代後半の中森明菜の音楽には欠かせないバンドだった彼らだけれども、シングルは二枚、アルバムは一枚のみをリリースして解散。それらもすべてが入手困難な稀少盤。
唯一のアルバム『メガトレンド』なんて、わたし、ずうっっっと探しているのにいまだ未入手だものなあ。
明菜の『不思議』と対の位置にあるアルバムなので、これを聞かずには『不思議』の感想も書けないよなぁ、なんて思っていたら、いつまでも書けない、という、まぁそんな愚痴はいいとして。まさか、ちゃんと音源が聞ける機会にめぐり合えるようになるとは思わなかった。再結成のニューアルバムは、買うぞっ。
んでできれば、「メガトレンド」の再発売(TAOの『FAR EAST』はもっているのだ。わはは)。関根さんのサイトで原盤の権利の関係で容易くはないといっていたのが悲しいけど、うーん、いつか、聞きたいぞ「メガトレンド」。
さらにさらに。もしできうるならもう一度 「明菜 with EUROX」でアルバム、作っていただきたいっ。
『不思議』でセルフプロデュースを開始して以来、様々なサウンドクリエイターとコラボしてアルバムを作ってきた明菜。千住明もURUも武部聡志もそれぞれいい仕事をしてきたけれども、わたしが「今、もう一度聞きたい」と思わせるのは、やっぱりEUROXなんだよなあ。
明菜の身のうちに眠っている音楽性の最もコアに部分を引き出したのが彼らだと、私は今でも思っている。
ともあれ。うまくいったらいいな、EUROX再結成。私はかなり期待しています。