紅茶は水出し

この夏、ひとつ手に入れた事実がある。
「紅茶は水出しできる」
――って、はいそこ、笑わないように。
わたしは知らなかったのですよ、麦茶のごとく、紅茶も水出しできるっていう事をっ。

きっかけはスーパーで見つけた「日東水出し紅茶」、8個入り198円。
水1リットルでティーバック1個を投入、後は冷蔵庫の中、二時間したら出来上がり。
へー、こりゃ、便利だわ、と買って試してみた。
……う、うまい。
インスタントの粉末紅茶よか、市販のペットボトルの紅茶よか、いつもの熱湯で淹れたのよか、うまい……。
風味がしっかりしているし、かすかな甘味もあって、渋みも嫌味がない。すっきり味でそのままでごくごくいけるよ。
専門店の味にはさすがに劣るけど、自分でこのレベルまでいけたらもう御の字という美味さ。
しかもこのコストパフォーマンスと超絶お手軽さ。しかもクリームダウンも少なめで綺麗な色味なのだよ。
負けた。負けたよ、俺。
さすが紅茶ひと筋の日東やりおるな。
というわけで、この夏は水を飲むようにがぶがぶと日東紅茶を飲んでいたのだけれども、調べてみたら、なぬ、フツーのティーバッグでもリーフのものでもなんでも、水出し紅茶はできる、とな。
フツーのものだと抽出は半日〜1日とちょっと長めになるけど、問題なし。リーフの場合はコーヒーフィルター使えば綺麗にリーフを取り除けるね、って。くっそう、ますます敗戦ムードだぜ。
ちなみに水一リットルに対して茶葉は10〜15gくらいが目安だそうです。
――てわけで、水出し紅茶を知らない方で一緒に敗戦気分が味わいたい方や、紅茶マズーって思っている方は、是非。