滝沢秀明「愛・革命」

 タッキーのソロでの新曲。シングル発売はしないのかなぁ。
 「女と男のLOVEと書いて これを革命と読みます」
 ふひゃひゃひゃひゃ。マジすか。
 えーっとね、腐女子向けのゲームとかアニメとかマンガのキャラクターソングってあるじゃん。男性声優がなりきって華麗に歌い演じる、ものごっつひっどい、聴いた途端にぞぞ毛が立つような、ああいう安っぽいお耽美ソング。マリスミゼルをはじめてみたときの衝撃が走ったね。
 冒頭でいきなりほとんど罰ゲームな語り、間奏ではショパンのモチーフを散々に弄くり倒し、最後はタクトを振りながらの華麗なダンス、ってこれ、お耽美コントだよね。
 ブラコンのSMAP、フォークロックのTOKIO、歌謡曲のKinki、演歌の関ジャニHIPHOPの嵐、と、それぞれのポジションを守りながら着実な活動を続けているジャニーズアイドルに比して、知名度は高いもののいまいち本業の歌手活動で差異化がうまく出来ずに決定打の出せていなかったタッキーだったけれども、ついに、金鉱を見つけたのか!?
 ジャニーズでお耽美とかゴスって、ジャニーさんの趣味だかなんだかわからないけど、意外にもなかったんだよねぇぇ。
 ちなみに作詞・作曲は驚きの滝沢秀明ご本人。Mark Davisこと馬飼野先生が補作曲してます。
 田原俊彦の背後霊が張り付いているような古臭い王子様性のあった彼だけれども、それを逆手にとって、きらきら輝いてます。まさに革命。
 次は衣装もマリス時代のガクちゃんみたいのにして、化粧も厚塗りしてみよう。うん。きみは履き違えたままでいいんだぞ。