80年代アイドル BEST20

ちょっと調べてみた


■ 1980〜89 アイドルアルバム 売上ベスト20


1 光GENJI    光GENJI       93.8
2 チェッカーズ 絶対チェッカーズ   83.9
3 中森明菜   BEST 2        80.7
4 中森明菜   BEST         77.4
5 チェッカーズ もっとチェッカーズ  74.5
6 中森明菜   バリエーション    74.3
7 中森明菜   メモワール      71.0
8 松田聖子   SUPREME       70.0
9 荻野目洋子  ノンストッパー    69.1
10 光GENJI    Hi!         65.2

11 中森明菜   D404ME       65.1
12 光GENJI    Hey!Say!     64.8
13 松田聖子   ユートピア     64.8
14 松田聖子   CANARY       63.2
15 工藤静香   gradation     62.4
16 中森明菜   POSSIBILITY    62.3
17 中森明菜   ファンタジー    61.6
18 中森明菜   クリムゾン     60.1
19 松田聖子   パイナップル    59.0
20 チェッカーズ 毎日チェッカーズ  57.9


中森明菜がアホみたいにランクインしててわらけた。8作品もあるのな。つか、明菜・聖子・チェ・光GENJIの四歌手で寡占状態。アルバムをセルするアイドルってのは80年代ではホント稀有だったのね。
 あと特徴なのが、あんまりベストアルバムが入っていない。明菜が3枚。静香が1枚。荻野目ちゃんのハーフベスト。こんくらい。今と変わらず80年代も年末・年度末になるとよくベスト盤が出ていたけれども、それがビッグヒットに繋がるっていうのは、今ほどでもなかったよう。
 それと、80年代後半って一般的にアナログレコードからCDへの転換でセールスが落ちたといわれるけれども、アルバムに関してはさほどでもなかったんだね。86年年末の「クリムゾン」「ノンストッパー」から88年正月の「光GENJI」まで丸一年、このリストでは穴の期間があるけれども、それほどでもない。
 むしろ82年夏の「パイナップル」以前の作品はひとつもここにエントリされていないというほうが印象的。ラジカセやウォークマンの普及、レンタルレコードの隆盛でむしろ80年代はアルバムのセールスが延びつづけた十年という見方の方が正しいのかも。



■ 1980〜89 アイドルシングル 売上ベスト20


1 近藤真彦   スニーカーぶる〜す      104.7
2 光GENJI    パラダイス銀河        88.9
3 薬師丸ひろ子 セーラー服と機関銃      86.5
4 松田聖子   ガラスの林檎/Sweet Memories 85.7
5 薬師丸ひろ子 探偵物語           84.1
6 近藤真彦   ギンギラギンにさりげなく   81.6
7 松田聖子   風は秋色           79.6
8 中森明菜   セカンドラブ         76.6
9 田原俊彦   哀愁でいと          71.9
10 チェッカーズ ジュリアに傷心        70.3

11 光GENJI    太陽がいっぱい        69.3
12 光GENJI    ガラスの十代         68.1
13 光GENJI    Diamondハリケーン      68.1
14 松田聖子   チェリーブラッサム      67.6
15 松田聖子   Rock’n Rouge        67.4
16 チェッカーズ 涙のリクエスト        67.2
17 チェッカーズ 哀しくてジェラシー      66.2
18 WINK   愛が止まらない        64.5
19 中森明菜   ミ・アモーレ         63.1
20 中森明菜   飾りじゃないのよ涙は     62.5



 んで一方こちらがシングル。アルバムと比べるとわりとアーティストがばらけとります。
聖子・光GENJIが4曲で、明菜・チェが3曲、マッチ・薬師丸が2曲、トシチャンとWINKが1曲。
 シングルはタイアップとか、その曲だけの特殊事情で一気に売れることも多いけど、こっちの方が当時のアイドルの人気の実勢に近いかもな。
 ただこちらはCD転換期の不況モロかぶりで、80年代前半が圧倒。85年春の「ミ・アモーレ」から87年冬の「ガラスの十代」の間の二年半は完全に穴になっている。ここが全盛期だった少年隊は年間チャート上位作品でもかすりもせず、ちょっとかわいそうな感じ。