くだくだと語る

Q.ねぇねぇ、今、まこはなにやっているの?
A.ぼーっとしてるの。

 明菜本作り終えて、腑抜けになってます。なぁーんもやる気が出ない。リビドーがなにもない状態でっす。
 この半年間ずっと頭の中にこびりついていた、最早脳内に巣食くう化け物と化していたものどもをやっと追い払った後という感じで、何も出来てないです。
 まあ、何も考えずにもくもくと通販作業していればいいんだけれども、シルバーウィークだなんだってんで、銀行屋さんが閉まっちまっているので、そっちも止まってしまって、ほんとね、あーって口開けて馬鹿な子になってる。
 そうそう、前回の明菜本の感想で(――あっあっ、他の方の感想も全部目を通していますよ。ブログなどで紹介されたのも気づいたものは拝見してます。読むたびにモニターの前でひええと仰け反ったり、申し訳ないとへこへこしたりします。返事を書く気力が最近めっきりないのが申し訳ないです)、江原さん的なスピリチュアルな人から「あなたの念がこもっていて凄かった」と誉められた(――んだよね)のですが、たっしかに、こうまですっかすかになると、もしかして、自分、念、こめているのかもなぁと、思ったり思わなかったり。
 やーでもね、世の中数多同人屋がいると思いますけど、100頁越えの新刊で個人誌を四ヶ月の間に二冊も作るなんてーのは、まー、そうそうないですよ。20年前の高河ゆんだって、どうなんだっていう、たった一人でアシさんなしで出来たかっていうね。しかもこんな、売れ線まったく関係ナシのものを(笑)。
 もうね、こんな割に合わない心身ともに疲弊することはしたくないっっ――とはならないのが同人屋の不思議なんですが(笑)。オタクだから、根本的に本が好きなんだよね。いざ本になったものを見てしまうと、いいな、やってよかったなって思っちゃう。
 はじめは、ちゃんと本を作りあげるスキルが自分にあるかどうかわからなくって不安だったけれども、ま、ひとまず形になるものを作ることはできるって事はわかったし、ま、中森さんをテーマにしてというのはしばらくないだろうけれども、次は今回みたいな情念渦巻いた感じでなく、もっと軽妙洒脱な本にしたいなーと思ったり。モー様の残神の「イアン様をお慕いする本」とかさ、50頁ぐらいでさくっと読める感じの本で、そういうのがいいなぁ。
 とかなんとかそんなこんなで、冬コミはサークル参加すべく申し込んだのですね。これは計画どおりのことで、つまり「本が完成してからイベントに申しこもう」という超優等生的態度で臨んだわけですよ。――ったら、はっと気がついたら明菜本の第一巻がもう10数部しかないっ。12月まで持つか?初参加で「一巻ありません、二巻からどうぞ」って、ありえないっっ。くそう、これが孔明の罠か。
 赤字前提の小部数再版にするか、黒字目標でどどんと博打的な部数の再版をかけるか、あるいは「一巻ないけどごめんね」にするか。悩ますぃぃぃなあ。これが俗に言う再版貧乏の入り口なんだね、ママン。
 せめて歌謡曲評論が同人即売会でどれほど需要があるのかある程度わかればいいんだけれども、ぜんっっぜん見えないもんなぁ。少なくとも今年の夏コミのカタログ見た限りでは、そんなサークルひとっっつもなかったし。うーん、同人活動ってリスキー。ひとまず当落結果が出るまでに考えとこうっと。
 てわけで、わたしは今日もそんな感じで日々愉しげに一人上手で生きてます。最近、日記らしい日記がなかったのでそんな感じにしてみたぞ、と。