特に意味のない話を一席。


インド洋大津波」の壊滅的なニュース映像を見て驚き、思わず2ちゃんねるを繋いだ。
しかし、そこで語られるのが2ちゃんねるの相変わらずいつもの「マスコミ批判」と「右かかった政治語り」で驚いた。
日本ネチズンの人達はこれしかネタがないのか。

東南アジア諸国が日本という国に対してそこはかとない共感と尊敬の念を持っていることは知っている。第2次大戦時、日本が東南アジア諸国を植民地状態から独立するきっかけを作り、手助けした事―――終戦後、インドネシア独立義勇軍に身を投じた日本の軍人たちとかインパール作戦とか、それが現在の歴史教育の中できちんと国民に教えこまれているゆえに親日的気風が強い、ということくらいちょっとは知っているが、それと天災の何が関係あるのだ。親日だからとか反日だからとか、関係ないだろうが。


それにしても、どいつもこいつも男ってのはどうして政治ごっこが好きかなぁ。
ドラマ好きのF1層のようにドラマ好きのわたしは、過去の歴史や人間関係のドラマをひもといて勝手に妄想たくましくしたりするけれども、だからって自分はこれをこのように解釈し、ゆえに日本は今後こうあるべき、なんてスタンス取りするのはとてもじゃないが、かったるすぎる。
自分は施政者からしたら虫けらのようなただの日本国の一市民でしかないと思っているし、それでいいと思っている。政治を動かそうなんてさらさら思わない。そういうことは高潔だったり欲が強かったりというやりたい人だけ勝手にやっていればいいと思っている。右だろうが、左だろうが、押しつけがましいのはどれも迷惑。わたしのスタンスは「死にたくないし、あんまり不幸になりたくない」これだけ。
ご立派なことをいう人はご立派な理念を掲げたまま勝手に国のために死ねばいい。私はとてもじゃないが「武士」になんてなれない。ただの町民でいい。日本は素敵な国だと思うし、愛しているけれど、日本のためには死ねない。悪いけれど。

だいたい政治らしいこと喜んでいう人だってそのほとんどがホントに自己を賭してなんだったら腹切るくらいの強い理念や志があっての発言には見えない。ただの「政治ゴッコ」って感じ。「こういうことにいっぱしの口出しするのが大人の男の証拠」と思っていっているだけなんじゃないの?と私はこういう話にいつも疑いの目を向けている。

それにしてもインド洋大津波の映像は唖然とする。