今更来日して、今更「うたばん」に出て、そしてスタッフにも、MCにも小馬鹿にされるt.A.T.u.萌え。扱いがほとんど「出オチ」だしさぁ、さすがに、ちょっと可哀想って、思ってしまったよ。ちょっとだけだけれどもね。まぁーー、当人に自覚がないし、そもそも自業自得だし、どうでもいいんですが。

っていうか、石橋も中居くんも「関わり合いになりたくねぇーーっ」って空気出しすぎだよ。どん引きにもほどがある。

何きっかけかわからないのだけれども、何故か今ずっとドナ・サマーのベストがヘビロテ中。いったいいつのディスコやねん、という空気が部屋中を満たしております。 ――って、ドナといえば、明菜様の歌唱法には、ドナ・サマーの歌唱法が多少下敷きになっているのでは、っていうこの話はしていなかったっけ?って、してないか。

あのですね、80年代の明菜の、サビになるとギアチェンジするようにぐわわわわわーーーーーーーっ、とボーカルが立ち上がるパワフルな唱法、アレって、ドナを参考にしているんじゃないかなぁ、とわたしは思うのですね。ドナはそれこそ、そういう力技な歌い方で、聴衆の耳をもぎ取るような歌手でさ、で、明菜はデビュー以前から、そんなドナのファンだったようで。ドナの作品を歌った明菜を聞いたことはないけれども、こう、参考にしている部分はあるかな、と。――あ、そういえば「夜ヒット」で、ドナが登場した回に、自分が出演する回でないのに、ドナ会いたさに、ちゃっかり明菜も登場、って、そういうシーン、確かあったな。
ま、確かに明菜の場合はかなり体に負荷をかけるような無理強いな歌いかたで、そのあたりどこまでも伸びやかに突っ切ってしまうドナと比べると切ないわけだけれども、――そのかわり明菜の場合、フルパワーになった時に、悲しみが滲み出るから、それはそれでいいんだけれどもね、ちょっと、意識はしていたかな、と。てわけで、全盛期の明菜唱法ってのは、ドナに起源のひとつがあるのでは、と思ったりするのですね。

斜に構えた歌い方の山口百恵、言葉をひとつひとつを丁寧に歌う歌い方の岩崎宏美、あぁあああああーーー、と力技なパワー唱法のドナ、明菜の全盛期の歌唱法に、この三人の影響は大きいかな、と。この三人のボーカルをみつくすしたところに明菜唱法があるのでは、と。