2008-01-01から1年間の記事一覧

二年以上も前に書き途中で、放棄していたテキストを今更完成させてみた。八神純子の全作レビュー。久々にみっしりとしたレビューなんだけれども、こういうの書いてるとつくづく自分の筆力のなさを痛感するなぁ。ワンパターンというか、なんというか。いつに…

今、ちょっと困っていることがある。 来る12月23日(祝)、谷山浩子と手嶌葵のジョイントライブが横浜・みなとみらいで、斉藤由貴のライブが東京・新橋で開催されることが決定――、そう、被ってしまったのだ。 ふたつのライブのレア指数も、自分の中での三人の歌…

沢田玉恵「花の精 -わたしのON-AIR-」

デビュー曲の仕上がりからスタッフがどれだけそのアイドルに賭けているか、というのは大体わかる。 これは凄かった。「ソニーの神秘」なる大々的なコピーの沢田玉恵デビュー曲「花の精」。86年4月発売。作詞松本隆、作曲筒美京平、編曲武部聡志。 中低音の確…

藤井一子 「初恋進化論」

「少女A」のなにが偉大かって、山口百恵の阿木・宇崎路線と千家・都倉路線のふたつを止揚して、極めて汎用性の高い《セックスをネタにして「大人はわかってくれない」とアジテートするツッパリ少女歌謡》という一ジャンルを築いたことなのであり、その文脈…

立花理佐「リサの妖精伝説 -fairy tale-」

つづけて明菜フォロワー。立花理佐。 「毎度おさわがせします3」の出演を経てレコードデビューという、まあ、つまりは明菜フォロワーであるミポリンのフォロワーという立ち位置な彼女。 ファミコンのディスクゲーム「中山美穂のときめきハイスクール」(――恐…

杉浦幸 「花のように」

さらに明菜フォロワー。誰でも中森明菜にしたがるワーナー・パイオニアと、誰でも菊池桃子にしたがるモモコクラブと、誰でも榊原郁恵にしたがるホリプロ、その三社の綱の引き合いで、方向性が最後まで見出せなかった杉浦幸だけれども、この曲だけは傑作。 87…

もう、ださい。ありえない。前々から思っていた当サイトのインデックスページ。 よし、とばかりに重い腰をあげてデザインを変更してみた。 ――けど、あんまり変わっていないな、おい。 素敵なサイトデザイン、なかなか難しいものであることよ。

ああ、もう、面倒くさいなぁ。面倒くさい。 ブログなどをを彷徨っていて、なにが一番嫌かって、コメントやらなんやら閲覧者の書きこみが、エントリの論旨から大きく逸脱しまくるところなのである。 差別問題だとか天皇制だとかオタク問題だとかフェミニズム…

沢田研二「SONGS」 Part1

7年ぶりのテレビ歌唱。沢田研二の「SONGS」第一回を見る。 まぎれもなくおじぃちゃんなんだけれども、やっぱり沢田研二なのだ。 新曲中心の構成に「ナツメロ歌いにはならない」という気骨もあいかわらず。 2001年からキーボード抜きのサウンドになって、し…

紅茶は水出し

この夏、ひとつ手に入れた事実がある。 「紅茶は水出しできる」 ――って、はいそこ、笑わないように。 わたしは知らなかったのですよ、麦茶のごとく、紅茶も水出しできるっていう事をっ。きっかけはスーパーで見つけた「日東水出し紅茶」、8個入り198円。 水…

瀬戸内寂聴(ぱーぷる) 「あしたの虹」

あしたの虹作者: ぱーぷる(瀬戸内寂聴)出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2008/09/25メディア: 単行本 クリック: 104回この商品を含むブログ (21件) を見る 寂聴さんが、ぱーぷるなる偽名をつかって御ん年86歳にしてケータイ小説に挑戦したらしい。 アドレ…

米良仁「新判 丹下左膳」

格闘ゲーム全盛の90年代中頃「サムライスピリッツ」のキャラクタ―デザインを担当した白井影二さん、SNKが倒産してその後どこにいかれたかと思いきや、別名で劇画誌「コミック乱 Twins」(リイド社)で時代劇漫画を書かれていた。というわけで読む。 派手な剣戟…

須和雪里「サミア」

久しぶりにJuneを読んでみようと思った。小説道場門弟時代の須和作品。93年、角川ルビー文庫。初出はもちろん小説JUNE。 山奥で家族といっしょに暮らしている平凡な男子高校生の前に突然現れた金髪の超絶美青年、彼は自分をエイリアンだという、そして自分は…

真璃子「The Best」

もうひとり、明菜フォロワー。 86年デビューの真璃子のフォーライフ在籍時代(86〜7年)のベストアルバム。シングル七曲のA/B面全てをコンパイルしている。 80年代後半は歌唱力のあるアイドルにとっては受難期。 おニャン子ブームを例にあげるまでもなく、歌え…

Rie 「ミ・ディオス 〜RAILA〜」

Rieとは何者ぞ。畠田理恵です。お兄さん。 モモコクラブ出身のアイドル歌手として87年にデビューしたものの、うまくいかずに女優に転向、NHK朝の連ドラ「京、ふたり」主演でようやく世間の光にあたるようになって心機一転、プロダクションとレコード会社を移…

わんこ

不覚にも泣いてしまった。http://www.nicovideo.jp/watch/sm1188362知っている人からしたらあまりにも古い話題かもしれない「信号青だから信号渡れるね」。馬鹿犬がいとおしすぎる。 くっそぅ。ペット飼いてぇぇなぁぁぁっっ。

田中陽子 「陽炎のエチュード」

アニメ『アイドル天使ようこそようこ』の田中陽子、三枚目のシングル。90年10月発売。 幼い頃になんとなくテレビを見ていて印象に残っていたのを改めて聞いた。ああ、これ、ツボだわ。 斉藤由貴・谷山浩子を手がけたキャニオンの長岡組らしく、デビュー一年…

宿曜

射手座・B型・動物占いでは狼のまこりんです。 話半分にして占いを聞くのは好きなほうなんだけれども、どんな占いをしても、そこから見える自分像に揺らぎがなくって、俺は非常に心外だっっ。 自己診断で、その時々によって揺れる性格診断的なもの――エゴグ…

オタクでなにが悲しいって本で家が埋まることなのである。 ほっておくと本棚からまけでてくるのである。 本棚を新たに買ってもきりがないのである。 部屋の壁が本棚で四方ふさいでしまうのである。 というわけで、最近はなるべく本は買わないように、買って…

今日、谷山浩子の新譜「タマで弾き語り」発売。 まださらっと聞いただけだけど、ちゃんとしたレビューは、もちっと聞きこんでから書くとして、うう〜ん、やっぱりよいよい。 セルフカバーとはいえ「ヤマハ発動機社歌」とか「八日市場特別支援学校校歌」とか…

コシミハル「覗き窓」

覗き窓アーティスト: コシミハル出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント発売日: 2008/08/06メディア: CD購入: 2人 クリック: 61回この商品を含むブログ (8件) を見る 五年ぶりの新作。 乙女は誰しも一度は耽美の森の迷い人になる。けれ…

中島みゆき 「I love you,答えてくれ」

I Love You,答えてくれアーティスト: 中島みゆき出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ発売日: 2007/10/03メディア: CD クリック: 40回この商品を含むブログ (63件) を見る 「ボロクソに云ってもいいので今の中島みゆきに関するテキスト…

工藤静香 「My Precious -Shizuka sings songs of Miyuki-」

MY PRECIOUS -Shizuka sings Miyuki-アーティスト: 工藤静香,中島みゆき,松浦晃久,澤近泰輔,瀬尾一三,市川淳,前嶋康明,坂本昌之出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2008/08/20メディア: CD購入: 2人 クリック: 79回この商品を含むブログ (15件) を見…

――というわけで、たまりにたまりまくったサイト宛のメールの返信、終了。 急を要するもの以外はあとで時間のあるときに、なぁんと思ってたら、物凄い数たまってしまいまして、半年以上前のメールの返信なんてのもあったり、「今更かよっ」と驚いたそこの貴方…

うををををを。もうすぐ夏が終わるぅぅぅ。こんばんは、まこです。マイケル・ジャクソンの伝説の映画「ムーンウォーカー」をなにゆえか、今日、はじめてみたんですが、なんというか、物凄い幸せな気分になった。 大金をドブに捨てるようなハイレベルの糞映画…

私の住んでいた小さな街には、街道沿いに西から東にむかって蛇行しながらゆっくりと流れるそこそこの大きさの川があった。その川は子供だった私たちの格好の遊び場だった。 わたしたちは、近所の駄菓子屋で買ったよっちゃん烏賊でザリガニを釣ったり、農業用…

随分昔に喧嘩別れした友達の夢を見た。 なぜかその友人は西城秀樹と親しくなっていて、一緒にやってきた秀樹と三人で朝まで西城秀樹の歌詞について熱く語り合った。秀樹は、自分の話なのにやたら客観的に語っていた。 明け方、話し疲れたかと友人に聞くと、…

安室奈美恵 「BEST FICTION」

BEST FICTION(DVD付)アーティスト: 安室奈美恵出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント発売日: 2008/07/30メディア: CD購入: 21人 クリック: 232回この商品を含むブログ (173件) を見る待ちかねたぞ、武蔵ッ。 ついに来た。「shine more」以降の…

手嶌葵 「虹の歌集」

虹の歌集(初回限定盤)(DVD付)アーティスト: 手嶌葵出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ発売日: 2008/07/23メディア: CD購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (20件) を見る早くも四枚目のアルバム。最近、心が疲れていたのか…

夢列島 27時間テレビ

言葉をなくす。すごいなぁ、すごい。全てがすごすぎる。 一つ一つのコーナーを語るのが、馬鹿らしくなるほどお笑いとして完璧だった。こんなに面白と、むしろ恐い。寝る以外の時間全ての時間をテレビの視聴に費やした丸一日――こんなの、人生ではじめてだよ。…