2006-01-01から1年間の記事一覧

和田義彦氏の盗作疑惑

今更感たっぷりだけれども、和田義彦氏の盗作疑惑の話を……。 ワイドショーやネットなどで、オリジナルのアルベルト・スギ氏の作品と和田義彦氏の盗作の作品を並べ検証しているところが多くあった。 http://plaza.rakuten.co.jp/maou2006/10000 それを見るに…

東京エスムジカ 「World Scratch」

World Scratchアーティスト: 東京エスムジカ,早川大地,こだまさおり,佐藤“フィッシャー”五魚出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2004/09/22メディア: CD購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (54件) を見る 東洋と西洋がぐちゃぐち…

なんとなく心が薄暗い。 特に懸念するものごとが心を占めているわけでもない。ただ漫然とした、あまり居心地のよくない感情が、梅雨の垂れ込める雨雲のように、心を覆っている。 なにごとにも集中できない。 さまざまな出来事は日々おこっているが、そのほと…

宇多田ヒカル 「ULTRA BLUE」

ULTRA BLUEアーティスト: 宇多田ヒカル,Yamada Masashi出版社/メーカー: EMI Records Japan発売日: 2006/06/14メディア: CD購入: 2人 クリック: 246回この商品を含むブログ (664件) を見る ぶっとんだ。すごい。良くも悪くもすごい。 はっきりいって、このア…

松尾スズキ  「クワイエットルームへようこそ」

クワイエットルームにようこそ作者: 松尾スズキ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 86回この商品を含むブログ (224件) を見る 芥川賞候補となった松尾スズキの最新小説。中篇。 なるほどね、こういう作品が、芥川…

やな家「家庭内デート」

♪ ふうふっふ、友達夫婦 ふうふっふ、恋人夫婦 「家庭内デート」が頭から抜けないよぅ。 「うたばん」で久しぶりにトークの斉藤由貴をみたけれども、昔と変わらず眼のとろんとした危うい天然さんなのが、ちょっと嬉しかった。 立派なおかぁちゃんになっても…

手嶌葵 「テルーの唄」

テルーの唄 (ゲド戦記 劇中挿入歌)アーティスト: 手嶌葵出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ発売日: 2006/06/07メディア: CD クリック: 36回この商品を含むブログ (157件) を見る そういえば、以前話題に上げた手嶌葵の「テルーの唄」…

そうきたか、オリコン

以前テキストで、「オリコンの1970年から現在までの「CD・LP・CTアルバム総合チャート集」が欲しい」 と書いたけれども、その祈りが通じたのか、オリコン2000号記念と称して、まさしくそのもの「ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1970〜2005」が、「SINGLE…

研ナオコ 「DEEP」

ヒットシングル「夏ざかりほの字組」を収録した85年のオリジナルアルバム。 研ナオコ、歌、上手いっっ。歌い上げまくって聞き手を圧倒するような上手さでなく、気づくと、そっと聞き手に寄り添っているような、小憎らしい上手さのある歌手。歌との、聞き手と…

角松敏生 「GOLD DIGGER 〜with true love〜」

なにこのキラキラ感っっ。キラキラしすぎだよっ。 CDかけたとたんに、しみったれた06年の日本から一気にバブル全盛期にタイムリープした気分になる。 みんながみんな、ハイクラスでラグジュアリーな生活をポテチをかじるようにたしなんでいた――ような気がし…

石川セリ 「メビウス」

井上陽水夫人であるということ以外、プライベートな部分がまったく見えない石川セリ。 そもそもいわゆるシンガーソングライター系でも、もちろんアイドル系でもないのに、ユーミン、陽水をはじめ、矢野顕子、大貫妙子、かしぶち哲郎、加藤和彦、坂本龍一、南…

石川セリ 「翼」

翼 武満徹ポップ・ソングスアーティスト: 石川セリ,谷川俊太郎,岩淵達治,瀬木慎一,武満徹,井澤満,荒木一郎,越美晴,小林靖宏,佐藤允彦,服部隆之出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 1995/11/21メディア: CD購入: 3人 クリック: 47回この商品を含むブログ …

加藤和彦  「VENEZIA」

加藤和彦+安井かずみコンビのアルバムは、76年の「それから先のことは」にはじまり、91年の「Bolero California」までの九枚、全部が名盤だと思うけれども、一番好きなのは、コレ、 84年リリースの「VENEZIA」。 なんで、このアルバムが好きなのか、という…

田中裕子 「泳いでる……」

86年作。田中裕子のファーストアルバム。 当時不倫まっただなかの沢田研二と、当時の沢田の個人事務所社長・大輪茂雄がプロデュースしている。作家は、沢田研二、佐藤隆、BORO、松本一起、湯川れい子、全編曲を深町純が担当。 なわけで、「架空のオペラ」〜…

かしぶち哲郎 「彼女の時」

ムーンライダースのロマンチック野郎、かしぶち哲郎のセカンドアルバム。85年リリース。 当時かしぶち氏は既に、石川セリ「ファムファタル」、梓みちよ「黄昏のモンテカルロ」、岡田有希子「ヴィーナス誕生」など、他歌手の作曲やプロデュースに手をのばして…

はた、と、「バナーでも作ってみるか」と思いたつ。 以前、photoshopを立ち上げものの、まともに説明も読まずてきとーにいじりたおして、なにがなんやら、という感じで、投げていたのを、今日は珍しく殊勝にも、「画像処理の仕方」とか「バナーの作り方」と…

 「吾輩は主婦である」

話題のクドカン脚本のTBSの昼ドラ。出演・斉藤由貴、及川光博、竹下景子。 感想文で松尾スズキの本をとりあげたり、やたら「大人計画」に親和性のある当サイトだけれども、そんなつもりはさらさらないはずで―― って、言い訳しようと思ったけれども、やばい、…

山口百恵 「美・サイレント」

79年作。サビ前「Be silent」の連呼で聴衆を注意喚起し、サビでおもむろにマイクを離して歌う山口百恵が話題になったシングル。 「あなたの○○○○がほしいのです」 はたして、百恵は何をいっているのか。 その質問に百恵自身は「ときめき」とか「きらめき」と…

山口百恵 「愛の嵐」

これは、情後の歌だ。 激しいセックスの後の浅い眠り――彼女は、夢を見る。薄紅のドレスを着た他のだれかが隣にいる恋人を手招きしている夢を、見る。 夢にうなされる彼女に心配そうな声をかける男。目をさます彼女。 さきほどの情事の、あなたが首にまわした…

山口百恵 「謝肉祭」

「しなやかに歌って」リリース後に三浦友和と恋人宣言をした山口百恵。まだ正式な結婚・引退宣言がまったくなされていなかったにもかかわらず、以降山口百恵のシングルは「愛染橋」「ロックンロール・ウィドウ」、「さよならの向こう側」、「一恵」と、結婚…

6月は怒涛の展開。 まず、みなさまご存知、中森明菜サマ。 6月21日に、3年ぶりのちょーおひさのオリジナルアルバム『Destination』発売。でもって、ライブツアーも敢行と攻勢一方の今年の夏。 そして、さらに同日6月21日にCoccoも、本人名義では、活動休止…

眠い。頭いたい。 でわけで、おうちに帰ってきてそのままお布団へ直行、部屋のあかりをつけることなく横になり目を閉じて、ってそこで、お腹すいた。 枕もとにあったはずのポテチの袋を手探りで手にして、バリバリ開けて、そのまま目を開けずに半分ぐらいバ…

中森明菜 「花よ踊れ / GAME」

・「花よ踊れ」 アゲアゲのラテンフレーバーなJ-POP路線。やたらサンバホイッスルがぴーぴー言ってますが、平板で盛り上がりが欠けるなぁ。てか、この曲、オケ、うるさい。明菜サマの声はなんか、もうなんだかものすごドス聞きまくってます。怖いかも。 ・「…

加藤登紀子

ってわけで、 「シャントゥーズ TOKIKO 〜仏蘭西情歌〜」を買ってみたけれども、びっみょーーーーっっ。なんだろ。確かに『シャンソン』という感じなんだけれども、『TOKIKO』って感じは、なんか薄く感じる。 加藤登紀子って、オリジナルアルバムの傑作率が…

小泉今日子とか

GWってなに? それってなんかおいしいもの? ということで、毎日毎日働いてました。へろへろになりながら。あー、だるだる。ひじょーにテンション低低ですが、ゆるしたって。 ◆「 亀梨和也と小泉今日子の熱愛発覚 」 誰もが知ってるロマンス 実はそんなのカ…

明菜対談、しました

ひさびさに対談しました。テーマは「中森明菜」とど真ん中なので、是非明菜ファンの方はご覧になってくださいね。明菜テキストでいつも小難しい理屈をこねているのが嘘のような、ファントークです。 ちなみに対談から3日後にアップロードは新記録。いつも、…

加藤登紀子、ニューアルバム

シャントゥーズ・トキコ~仏蘭西情歌~アーティスト: 加藤登紀子,Andrei Voznesensky,Raymond Asso,エディット・ピアフ,Charles Aznavour,ジャック・ブレル,JEAN LENOIR,ジャック・プレヴェール,Angela Denia Tarenzi,Javor Laszlo,Jean-Baptiste Clement出版…

本田美奈子、沢田研二などなど

◆ 「マチベン」 NHKをぽっとつけると、初老のどっからどみてもおじぃちゃんです、本当にありがとうございます、な沢田研二が出ていた。あ、これが「マチベン」ね。 まもなくすると、岸辺一徳も、出てきた。不治の病に陥り安楽死したいという一徳の依頼に、渋…

高橋なの 「Dandy dragon & Spring Tiger」

まさかよもやの復刊。 87〜90年頃に今は亡きみのり書房「アニパロコミックス」にて掲載された大河ドラマ「独眼龍政宗」「武田信玄」パロ漫画。 90年にみのりから出版された「Dandy dragon」に未収録分と「Spring Tiger」を加えた完全版。 まさか、本当に出版…

天国からのアンコール 「1986年のマリリン」「2006年のマリリン」

先日の本田美奈子追悼展にて購入。 二冊分売の、デビュー以来亡くなるまでの本田美奈子のインタビューや写真、詩に、秋元康、高杉敬二両氏のインタビューを交えたもの、な、の、だ、が、ネームが激薄。白の余白が眼に痛い。 しかも判型がCDケースと同じ変型…